誤記 進退伺文例

誤記 進退伺文例

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
外商部 〇〇〇〇 印

進退伺

私は、去る令和〇年〇月〇日に更新したホームページで、「〇〇〇」の産地表示を 〇〇〇国産とすべきところを国内産と誤って記載してしまいました。そのことは、 商品を受け取った数人のお客様のご指摘で発覚いたしました。その後、 注文された方々には、表示の誤りは単純な記載ミスであることをお伝えするとともに お詫びを申し上げ、多くの皆様にご了解をいただきましたが、〇月〇日に〇〇新聞 からその件で取材を受け、翌日の紙面に産地誤表示の記事が掲載されてしまいました。 幸いにもその内容が、意図的な産地偽装ではなかったとの事実のみが報道されため、 いまのところ他のマスコミからの取材は受けておりません。
しかしながら本件では会社の社会的信用を大きく失墜させたうえ、事後対応では社内に 混乱をきたし、多くの皆様に多大なご迷惑とおかけしましました。
本件の原因は、私のチェックミスであることは明らで弁解の余地もございません。 また、ホームページ担当として、その更新におけるミスがこれ程の影響をもたらすことを 予測できなかった認識の甘さも痛感しております。
つきましては、本書において改めてご迷惑をかけけした多くの皆様に衷心よりお詫びいたすとともに、 その責任の重大さを鑑み、今後の進退についてご決裁をお願いする次第です。

以 上

 
 

進退伺 書き方

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
営業部 〇〇〇〇 印

進退伺

令和〇年〇月〇日〇時頃、・・・を起こしました。(不始末の具体的な状況を説明する文章)
・・・・のため起こりました。(不始末が発生した原因を書く)
・・・・となりました。又は、下記の損害が発生しました。(結果としてどうなったかを書く)
このことは、ひとえに私の・・・・が原因であり、深くお詫び申し上げます。(自己の責任を認め、謝罪の意を書く)
<辞表を添付しない場合>
この度の不始末は、全て〇〇担当者である私に原因があるのは明白であり、 その責任を負いたいと存じますので、進退についての指示を賜りたくお願い申し上げます。
<管理者の辞表を添付しない場合>
この度の〇〇による不始末は、私の指導監督不足であり、その責任の重さを痛感しております。 つきましては、今後の進退についてのご指示をお待ち申し上げます。
<辞表を添付する場合>
つきましては、いかなる処分であれ、謹んで服する覚悟でございますので、 ここに辞表を添えて、今後の進退についてのご決裁をお待ち申し上げます。
<管理者の辞表を添付する場合>
本件につき、管理者として全責任を負いたく存じますので、ここに退職願を添えて、ご指示をお待ち申し上げます。

以 上

進退伺の本来の意味からすると矛盾しますが、個人的な所見として、進退伺に辞表(退職願)を添付するかの判断は、その事案が社会通念上「懲戒解雇」に該当するのかを基準とするのがよいと考えます。つまり、辞表(退職願)を添付する場合は、「懲戒解雇」を回避するためのに、自らの意思で退職を選択するのです。それができれば再就職にも都合がよいいでよう。
一方、懲戒による「解雇」では重過ぎる処分だと考えられる場合、辞表(退職願)は添付しないのがよいでしょう。それが添付されていなければ、会社は「懲戒解雇」を決定するしか、その当人を辞めさせることができません。それでも、会社が「解雇」を決定したり、「辞職」を促したりする場合、不当解雇(行為)となる可能性もあります。
以上のことを踏まえて、文末の表現は慎重に記載してください。
 
 
 
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