時候の挨拶と頭語、前文の改まった書き方と文例一覧
時候の挨拶とは
時候の挨拶、特に改また時候の挨拶は「拝啓 ○○の候・・・」のように漢語調で書かれたものです。
昨今では顧客宛てビジネスレターや案内状や挨拶状、儀礼的なお祝い状など限られた状況でしか使われなくなりましたが、 それが、必須またはふさわしい場合も多々ありますので、ここではその書き方を詳しく説明します。
昨今では顧客宛てビジネスレターや案内状や挨拶状、儀礼的なお祝い状など限られた状況でしか使われなくなりましたが、 それが、必須またはふさわしい場合も多々ありますので、ここではその書き方を詳しく説明します。
【2024年9月13日】今の時期最適な「時候の挨拶」とは
【9月13日更新】
9月も半ばにもかかわらず、いまだに一部地域では猛暑日がつづいています。 通常ならこの時期なら「新涼の候」「爽秋の候」などが適しますが、 そうともいえない地域もあります。 とはいえ、朝夕はかなり涼しくもなってきてますので、 「灯火親しむべきの候」 「良夜の候」などよいのでないでしょうか。 また、結びのことばとしては「天候不順の折柄」は、今の状況に合っているのでは思います。
【9月7日更新】
9月7日は、二十四節気の一つ「白露」(9月7日〜9月20日)です。 草木おいた白く光ってみえる露の意味で、この頃から秋の気配が感じられるようになるとされています。 今年は、いまだに日中は暑いですが、最低気温(朝夕)は平年並みになってきているようなので、 「白露の候」は、お天気の状況とその意味合いからこの時期に適しているのではないでしょうか。
【9月2日更新】
日中はまだ真夏日の日がつづいてる地域も多いでしょうが、 朝夕はめっきり涼しくなり、秋をで感じられるようになったのではないかと思いますので、 秋の訪れをあらわす。 「初秋の候」や「新秋の候」「孟秋の候」(孟ははじめの意味)が今の時期に最適ではないでしょうか。
【8月27日追記】
野の草を吹き分ける風を表す「野分(のわき又はのわけ)」という語があります。 詳しくは、二百十日(9月1日ごろ)や二百二十日(9月11日ごろ) 前後に吹く暴風(つまり台風)やその余波の風また、秋から初冬にかけて吹く強い風を表します。
台風10号(8/27現在)が非常に強い勢力で日本列島を縦断する予報となってますが、 昔も今もかららず二百十日ごろに台風が多くきていたということなのでしょう。
この「野分」は「野分の候」として時候の挨拶として使われます。 また、少々野暮っぽいとは思いますが「台風の候」も使われることがあるようです。
9月も半ばにもかかわらず、いまだに一部地域では猛暑日がつづいています。 通常ならこの時期なら「新涼の候」「爽秋の候」などが適しますが、 そうともいえない地域もあります。 とはいえ、朝夕はかなり涼しくもなってきてますので、 「灯火親しむべきの候」 「良夜の候」などよいのでないでしょうか。 また、結びのことばとしては「天候不順の折柄」は、今の状況に合っているのでは思います。
【9月7日更新】
9月7日は、二十四節気の一つ「白露」(9月7日〜9月20日)です。 草木おいた白く光ってみえる露の意味で、この頃から秋の気配が感じられるようになるとされています。 今年は、いまだに日中は暑いですが、最低気温(朝夕)は平年並みになってきているようなので、 「白露の候」は、お天気の状況とその意味合いからこの時期に適しているのではないでしょうか。
【9月2日更新】
日中はまだ真夏日の日がつづいてる地域も多いでしょうが、 朝夕はめっきり涼しくなり、秋をで感じられるようになったのではないかと思いますので、 秋の訪れをあらわす。 「初秋の候」や「新秋の候」「孟秋の候」(孟ははじめの意味)が今の時期に最適ではないでしょうか。
【8月27日追記】
野の草を吹き分ける風を表す「野分(のわき又はのわけ)」という語があります。 詳しくは、二百十日(9月1日ごろ)や二百二十日(9月11日ごろ) 前後に吹く暴風(つまり台風)やその余波の風また、秋から初冬にかけて吹く強い風を表します。
台風10号(8/27現在)が非常に強い勢力で日本列島を縦断する予報となってますが、 昔も今もかららず二百十日ごろに台風が多くきていたということなのでしょう。
この「野分」は「野分の候」として時候の挨拶として使われます。 また、少々野暮っぽいとは思いますが「台風の候」も使われることがあるようです。
9月 時候の挨拶に適した季語
- 9月 時候の挨拶に適した季語
- 9月上旬の季語 初秋の候 / 新秋の候 / 白露の候
- 9月中旬の季語 新涼の候 / 爽秋の候 / 野分の候
- 9月下旬の季語 秋晴の候 / 秋冷の候 / 爽涼の候
- その他 秋雨 新秋快適 灯火親しむべき 良夜
- 9月の二十四節気 9/7頃 白露(はくろ) 9/23頃 秋分
【言葉の意味、季節的情感】
「仲秋の候」の仲秋は新暦の9月をあらわし、白露(9月7日頃)から寒露(10月7日頃)のころをいいますので、この時期に使うことができます。 尚「中秋の名月」の「中秋」は(陰暦の8月15日)をあらわすとれていますので、ここでいう「仲秋」とはことなりますのでご注意ください。
「初秋の候」は、秋のはじめの頃をあらわしています。秋のはじめをあらわすのはほかに「新秋の候」「孟秋の候」(孟ははじめの意味)があります
「新秋快適の候」は、秋のはじめの頃の過ごしやすい気候をあらわしています。
「白露の候」は、草木おいた白く光ってみえる露の意味で、二十四節気(9月8日頃〜9月21日頃)をさします。この頃から秋の気配が感じられるようになるとされています。
「新涼の候」は、初秋の頃の涼気、涼しさのをあらわしています。
「爽秋の候」は、空気がさわやかで心地のよい秋をあらわしています。
「野分の候」、野の草を吹き分ける風をあらわしています。特に二百十日(9月1日頃)や二百二十日(9月11日頃)前後に吹く暴風(つまり台風)やその余波の風また、秋から初冬にかけて吹く強い風をあらわしています。
「秋冷の候」は、秋になって感じる冷ややかをあらわしています。
「爽涼の候」は、外気がさわやかで涼しいこと。また、そのようすをあらわしています。
「秋晴の候」は、秋のよく澄んで晴れ渡っている空の様子をあらわします。
「秋雨の候」は、秋に降る雨のことあらわしています。
「灯火親しむべき候」は、灯りの下で読書するのによい季節ということをあらわしています。
「良夜の候」は、月の明るく美しい夜、特に中秋名月の夜のことをあらわしています。
「仲秋の候」の仲秋は新暦の9月をあらわし、白露(9月7日頃)から寒露(10月7日頃)のころをいいますので、この時期に使うことができます。 尚「中秋の名月」の「中秋」は(陰暦の8月15日)をあらわすとれていますので、ここでいう「仲秋」とはことなりますのでご注意ください。
「初秋の候」は、秋のはじめの頃をあらわしています。秋のはじめをあらわすのはほかに「新秋の候」「孟秋の候」(孟ははじめの意味)があります
「新秋快適の候」は、秋のはじめの頃の過ごしやすい気候をあらわしています。
「白露の候」は、草木おいた白く光ってみえる露の意味で、二十四節気(9月8日頃〜9月21日頃)をさします。この頃から秋の気配が感じられるようになるとされています。
「新涼の候」は、初秋の頃の涼気、涼しさのをあらわしています。
「爽秋の候」は、空気がさわやかで心地のよい秋をあらわしています。
「野分の候」、野の草を吹き分ける風をあらわしています。特に二百十日(9月1日頃)や二百二十日(9月11日頃)前後に吹く暴風(つまり台風)やその余波の風また、秋から初冬にかけて吹く強い風をあらわしています。
「秋冷の候」は、秋になって感じる冷ややかをあらわしています。
「爽涼の候」は、外気がさわやかで涼しいこと。また、そのようすをあらわしています。
「秋晴の候」は、秋のよく澄んで晴れ渡っている空の様子をあらわします。
「秋雨の候」は、秋に降る雨のことあらわしています。
「灯火親しむべき候」は、灯りの下で読書するのによい季節ということをあらわしています。
「良夜の候」は、月の明るく美しい夜、特に中秋名月の夜のことをあらわしています。
改まった手紙の時候の挨拶と前文文例一覧(会社宛)
改まった手紙は、メール等が普及により
あまり使われななくなりましたが、手紙やビジネス文書のなかでも特に儀礼的なものでは必須ともいえます。
その書き方は、慣習のなかから少しずつ多く人たちが使うようになって形づけられたものです。 ここでは、その一般的な形式について説明します。
その書き方は、慣習のなかから少しずつ多く人たちが使うようになって形づけられたものです。 ここでは、その一般的な形式について説明します。
- 以下の文例は、上から敬意をはらった表現、下にいくほど日常使いの表現となっています。
- 謹啓 ○○のみぎり、貴社におかれましてはいよいよご隆盛のこと、慶賀の至りに存じます。
- 謹啓 ○○のみぎり、貴社におかれましてはいよいよご隆盛の段、ご同慶の至りに存じます。
- 拝啓 ○○の候、貴社にはいよいよご清栄の段、お慶び申し上げます。
- 拝啓 ○○の候、貴社にはますますご隆昌の由、お喜び申し上げます。
- 拝啓 ○○の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 ○○の候ではございますが、いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
改まった手紙の時候の挨拶と前文文例一覧(個人宛)
- 以下の文例は、上から敬意をはらった表現、下にいくほど日常使いの表現となっています。
- 謹啓 ○○のみぎり、○○様におかれましてはいよいよご壮健とのこと、大賀の至りに存じます。
- 謹啓 ○○のみぎり、○○様におかれましてはいよいよご健勝の段、ご同慶に存じます。
- 拝啓 ○○の候、○○様におかれましてはいよいよご清祥の段、心よりお慶び申し上げます。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはますますご健勝のことと拝察いたしております。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはますますご健勝のこと何よりに存じます。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはいよいよご健勝の段、お慶び申し上げます。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはご清適にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはご清適にされておられると拝察いたしております。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはお元気のご様子で何よりに存じます。
- 拝啓 ○○の候、○○様にはお元気にれておられるとのことで何よりに存じます。
改まった手紙のことばの意味と使い方で注意すべきこと
ご盛栄
「盛」は「商売繁盛」の意味
商売をしていつ企業宛に適している
ご隆昌(ごりゅうしょう)
「非常に栄えている」「勢いがある」の意味
商売で特に今勢いがある企業宛に適している
ご壮健 - 元気で達者の意味
健康な高齢の方宛が適している
ご健勝 - 健康がすぐれているの意味
健康な方宛ならだれでも適している
ご清適 - 心がすがすがしく、安らかの意味
穏やかな生活を過ごされている方に適している
ご清栄 - 相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉
個人、企業宛とちらでも使える
ご清祥 - 相手が健康で幸せにしていることを喜ぶ言葉
主に個人で企業宛にもも使える
時下 - 業務上の文書で季節に関係なく使うえる「時候」、「時節柄」「時候不順の折から」も季節に関係なく使える
「盛」は「商売繁盛」の意味
商売をしていつ企業宛に適している
ご隆昌(ごりゅうしょう)
「非常に栄えている」「勢いがある」の意味
商売で特に今勢いがある企業宛に適している
ご壮健 - 元気で達者の意味
健康な高齢の方宛が適している
ご健勝 - 健康がすぐれているの意味
健康な方宛ならだれでも適している
ご清適 - 心がすがすがしく、安らかの意味
穏やかな生活を過ごされている方に適している
ご清栄 - 相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉
個人、企業宛とちらでも使える
ご清祥 - 相手が健康で幸せにしていることを喜ぶ言葉
主に個人で企業宛にもも使える
時下 - 業務上の文書で季節に関係なく使うえる「時候」、「時節柄」「時候不順の折から」も季節に関係なく使える