時候の挨拶-やわらかな表現の季節の挨拶の書き方と文例一覧

やわらかな表現の季節の挨拶とは

やわらかな表現の季節の挨拶は、 改まった時候の挨拶の挨拶では「立秋の候」 とするところを「立秋を迎えましたが・・」 のようにやわらかい表現にした時候の挨拶です。 堅苦しくはなく、かといってカジュアルになりすぎないように書く便り に使う時候の挨拶というところです。
1.目上の方へだす改まった堅苦しいでない内容の便り
2.女性が知人、友人に書く便り
3.ビジネスであっては、顧客へ親しみをこめて書く便り
など、概ねこのような状況で使います。

【2024年8月27日】今の時期最適なやわらかな表現の「時候の挨拶」の書き方と例文

【8月27日更新】
野の草を吹き分ける風を表す「野分(のわき又はのわけ)」という語があります。 詳しくは、二百十日(9月1日ごろ)や二百二十日(9月11日ごろ) 前後に吹く暴風(つまり台風)やその余波の風また、秋から初冬にかけて吹く強い風を表します。
台風10号(8/27現在)が非常に強い勢力で日本列島を縦断するとのことで、多くの方の 関心事になっていますので、台風に関することが適している思われます。
野の草吹き分ける強風の候、
近年にない大型の台風とのことで何事もなく過ぎるのを祈っております。
台風一過、それまでの熱気も吹き飛び一気に涼しくなりました。
台風一過、このとほか空が青く澄み渡たり、爽やかな秋日和となりました。
【8月22日更新】
2024は8月22日が、二十四節気の一つ「処暑」です。夏の暑さが収まるころとされています。 ここからしばらくは、
処暑を迎え、幾分か暑さもやわらいだように思えるこのごろでありますが、
朝夕は、少しばかり涼しさを感じられるこのごろ、
【8月7日更新】最適なやわらかい表現の時候の挨拶
2024年の立秋は8月7日ですからこれから後は残暑となりますので、 立秋とはなばかりで、連日の猛暑日つづきですがが、
残暑が厳きき折、
まだまだ残暑が厳しいですが、
今年は例年になく厳しい残暑がつづいておりますが、

やわらかな表現の季節の挨拶の使い分け

古くは男性は、「拝啓 ○○の候・・」・・「敬具」と漢語調で手紙を書いていましたが、 女性は、「一筆申し上げます。」・・・「かしこ」のように口語調のやわらかい表現を用いていました。
このような古い習慣により、現代でも漢語調は男性的で堅苦しい印象だし、 口語調の「○○のを迎えまましたが、お元気にされてますか」・・・・「かしこ」 は、女性的でやわらかい印象をあたえてしまうのはいなめません。
現代は、紙媒体の手紙、ハガキではそれらの使い分けを男性、女性の区別ではなく、 その内容で使い分されているように思います。
一般的にビジネス文書の場合、改まった時候の挨拶を使いますし、 個人的な手紙でも改まった内容の場合(例えば転勤挨拶、結婚披露宴の招待状、受勲等のお祝い状など)も改まった時候の挨拶を使います。 やわらかな表現の季節の挨拶は、堅苦しくない内容便りに多く使われています。
しかし、厳格な決まり事があるわけではありませんので、 相手との関係性や内容を踏まえて自身の感性でどう書くかを決めれがよいと思います。

やわらかな表現の季節の挨拶の書き方

1.季節の挨拶ですから、季節感のある語句、雰囲気の文を含むようにします。
2.漢語調の「○○の候・・」を漢文の読み下し文のように書き換える方法があります。 「風薫の候」なら「風薫る緑の候」又は「風薫る緑の季節」のようなものです。 これは、それでもまだかなり堅苦しくしい印象をうけますので、 「立春の候」なら「立春を迎えましたが、」 とか「年の瀬で何かと忙しいこの頃(でありますが)、・・」「残暑厳しき折、・・」 のようにもう少し口語調に書き換えるとよりやわらかな表現となります。 これらの方法は、漢語調よりはやわらかい表現ではありますが、やや堅苦しく、男性的な印象がいなめません。
3.その季節の情景を思い浮かばせる短短文を用いる挨拶。例えば「近所の桜もちらほら咲きはじめました。・・」 のような感じとなります。こちらは、よりやわらかく、女性的な印象となると思います。
 

1月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 新たな年を迎えましたが、
  • 松の内も過ぎましたが、
  • 寒の入りの候、
  • 寒の入りとともに寒さもいよいよ厳しくなる季節となりました。
  • 酷寒の季節となりましたが、
  • 厳しい寒さがつづきますが、
  • 寒さ厳しいこのごろ、
  • 寒気いよいよ厳しい毎日ですが、
  • 寒風ふきすさぶ候、
  • 1月の二十四節気 1/5頃 小寒 1/20頃 大寒

2月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 三寒四温の候、
  • 水ぬるむ季節となりました。
  • 余寒なお厳しき季節、
  • 余寒なお厳しいこのごろ、
  • 春寒厳しいこのごろですが、
  • 梅の開花の便りがとどく季節となりましたが、
  • 春の訪ねが待たれるこのごろですが、
  • 春近しを思わせるこのごろ、
  • 2月の二十四節気 2/4頃 立春 2/19頃 雨水

3月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 水ぬるむ候、
  • 霞立つ季節、
  • 桜の開花が聞かれるようになりましたが、
  • 寒暖の定まらないこのごろですが、
  • 早春とはいえ、肌寒い毎日ですが、
  • 日ことに春めいてまいりましたが、
  • 日ごとに暖かさを感じられるようになりましたが、
  • 日一日とやわらかな日差しになってまいりましたが、
  • 穏やかな日ざしにいつしか春の訪れを感じる季節となりました。
  • 3月の二十四節気 3/5頃 啓蟄 3/21頃 春分

4月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 桜花爛漫の候、
  • 春陽麗和の好季節、
  • よつやく春らしくなってまいりましたが、
  • 花冷えのつづくこのごろですが、
  • 春雨の降るこのごろですが、
  • 春まさにたけなわの今日このごろとなりました。
  • 若草の緑がまぶしい季節を迎え、
  • うららかな季節を迎えましたが、
  • 草木の芽生えの美しい季節ですが、
  • 4月の二十四節気他 4/5頃 清明 4/20頃 穀雨

5月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • さわやかな初夏の候、
  • 薫風緑樹を渡る候、
  • 風薫る緑の季節、
  • 風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節を迎え、
  • 風薫緑樹を渡る好季節となりました。
  • 澄み渡る五月晴れの爽やかな日がつづくこのごろですが、
  • 初夏の風が吹き抜けることとなりましたが、
  • 若葉あの目にしみるこのごろですが、
  • 若葉の影に風薫るころ、
  • 5月の二十四節気 5/6 立夏 5/21 小満

6月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 梅雨入りの候、
  • 梅雨冷えの日がつづいていますが、
  • 梅雨の晴れ間にのぞく青空がまぶしく、夏を感じるこのごろでが、
  • 緑鮮やかなこのごろですが、
  • 青田をわたる風もさわやかな頃となりました。
  • 梅雨明けが待ち遠しいこのごろですが、
  • 初夏の風が吹き抜けるこのごろですが、
  • 暑気日ごとにますこのごろ、
  • 6月の二十四節気他 6/5 芒種 6/11頃 入梅(雑節) 6/21頃 夏至

7月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 梅雨が明けの候、
  • 厳しい暑き季節、
  • 梅雨明けが待たれるこのごろですが、
  • 梅雨が明けも間近、木々の葉が生い茂る季節となりました。
  • 梅雨明けの暑さひとしおのこのごろですが、
  • 冷えた(ビール/スイカ)がひときわ美味しいこのごろ、
  • 今年の暑さはまた格別ですが、
  • 暑さ厳しい毎日ですが、
  • 炎暑、日ことに厳しさをますこのごろ、
  • 7月の二十四節気 7/7頃 小暑 7/22頃 大暑

8月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 残暑厳しき季節、
  • 立秋とは名ばかりの暑さがつづいておりますが、
  • まだまだ残暑が厳しいですが、
  • 厳しい残暑が続きますが、
  • 残暑厳しいこのごろ、
  • 朝夕は幾分しのぎやすぃこのごろ、
  • 風はすでに秋を感じさせますが、
  • 暑さの中にも秋を感じるこのごろですが、
  • 8月の二十四節気 8/7頃 立秋 8/23頃 処暑

9月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 日中はまだ厳しい暑さがつづきますが、
  • 残暑もようやく和らぎましたが、
  • 秋めいてまいりましたが、
  • 澄んだ青空が秋を感じさせますが、
  • さわやかな秋風の吹くこのごろですが、
  • 秋風の立つこのごろ、
  • 朝夕は涼しくなつてまいりましたが、
  • 朝夕はめっきり涼しくなりました。
  • 日ことに秋気深まりゆくこのごろ、
  • 9月の二十四節気 9/7頃 白露(はくろ) 9/23頃 秋分

10月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 菊薫るよい季節、
  • 秋たけなわの候、
  • 紅葉の美しい季節、
  • 秋晴れのさわやかな日がつづいていますが、
  • 秋晴れの心地よい季節となりましたが、
  • 日脚が短くなつてまいりましたが、
  • 日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、
  • 朝夕はめっきり涼しくなりましたが、
  • 暑からず寒からずの好季節、
  • 10月の二十四節気他 10/8頃 寒露 10/23頃 霜降

11月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 寒冷を覚える候、
  • 落葉の季節、
  • 朝夕はめっきり冷える今日このごろ、
  • 暖かな日が続いていますが、
  • 小春日和がつづいていますが、
  • 日に日に秋が深まる季節となりましたが、
  • 深まりゆく秋を感じるこのごろとなりましたが、
  • 枯れ葉の散りゆく季節となりましたが、
  • 霜枯の季節となりましたが、
  • 日増しに寒さが身にしみるようになりましたが、
  • 冬はもうすぐそこまで来ているようですが、
  • 11月の二十四節気 11/7頃 立冬 11/22頃 小雪

12月 やわらかな表現の季節の挨拶文例と季語

  • 暖かな冬のはじまりですが、
  • 早いもので、もう師走となりましたが、
  • 何かとあわただしい師走ですが、
  • 気忙しい毎日ですが、
  • 日に日に寒さが加わりますが、
  • 寒さも日増しに加わるこのごろ、
  • 寒気日ごとにつのるこのごろですが、
  • 冬めいたまいりましたが、
  • 今年もあと残すところわずかとなりましたが、
  • 12月の二十四節気 12/7頃 大雪 12/21頃 冬至
 
 
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