1月の挨拶文 カジュアルな挨拶文(書き出し)と結び文例

カジュアルな挨拶文について

カジュアルな挨拶文は、やわらかな表現の季節の挨拶(改まった時候の挨拶を口語調で表現した挨拶文) より一層くだけた感じの挨拶文とします。手紙はもとよりSNSのメッセージやブログなど多様なメディアで使える 書き出しを想定しています。
以下は、特に季節感重視の例文です。他にやや長い挨拶文、挨拶文を作成するのに役立つ季節の花や農作物、風物詩、季語なども参考にされてください。

カジュアルな書き出しでの文書の書き方

手紙の場合は、頭語+時候の挨拶が基本ですが、カジュアルな挨拶文の場合、頭語の代わりに「○○さん」のように相手に呼びかけるようにして 書く方法が多くもちいられます。目上の方なら「叔父様」「○○先生」、目下なら「○○君」「○○さん」ではじめて、その後に「最近めっきり涼しくなりましたね。」などとつづけます。 また、手紙の基本構成にはからは逸脱しますが、頭語を省略するのも一つの方法です。
手紙やそれに準ずるもの以外の場合、頭語(拝啓)などは不要ですが、いきなり用件では事務的になりがちなので、何か一言入れることがあります。 大多数の人に影響がある天候や最近の出来事など話題としては多いと思います。
回覧文書やブログやSNS投稿など読者が不特定多数や特定されないときなどは、対象とする方々の大多数が共感を持っであろう事柄に触れるのがよいのではないかと思います。
例)
1.地震や台風などの自然災害(お見舞いの言葉を沿える)
2.オリンピックやワールドカップなど多くの人が興味があると思われる大きなイベント
3.多くの方々も共感できそうな個人的な経験にまるわる感想
4.組織や団体、グループ内宛てなら内輪の共有されている事柄

1月上旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

おだやかな初春をご家族でお迎えのこととお慶び申し上げます。
新たな年を迎え皆様にとって本年にご多幸がありますようお祈りいたしております。
新たな年が始まりましたが、あなたのことですから今年も目標に向かって全力投球することでしょう。
皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます。
お正月気分は抜けましたか。
お正月のにぎわいも過ぎ、やっと普段の生活が戻ってきました。
松の内もあけてやっと正月気分もぬけたころではないでしょうか。
今年は暖かいお正月でしたね。
お正月はいかがお過ごしでしたか。私は夫の実家に帰省しました。
年末年始の休みは、極寒の日本を離れ常夏の〇〇へ行ってきました。〇〇さんはどこか行かれましたか。

1月中旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

寒の入りとともにこちらは、寒波がやってきました。
寒中とは思えぬうららかな日がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか。
寒さ厳しき折、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年は例年にない寒さとのことですが、皆様いかがお過ごしですか。
空気が乾燥してますが、お風邪など召されていませんか。
今日は久しぶりのすみきった雪晴れの日となりました。
三連休で〇〇高原へ出かけ、スキーを楽しんできました。
息子が大学受験を迎え、先日センター試験にいどみました。
成人式帰りでしょうか、晴れ着姿の新成人をみかけました。私にもそんなころがあったなと昔を懐かしんでいます。
寒い日々がつづいてますが、子供たちはお年玉で買ったゲームに熱中してます。

1月下旬 カジュアル挨拶文/書き出し文

酷寒の日々、春の訪れをひたすら待っています。
こちらは、先日の雪で一面の雪景色となりました。
暖冬で穏やかな日々がつづいておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今年は暖冬で例年より過ごしやすいとのことですが、お元気でしょうか。
暖かいお鍋は心も体も温まりねす。お元気ですか。
新春とは申しながらまだまだ寒さは厳しいですね。いかがお過ごしでしょうか。
例年にない大雪でスキーを楽しむにはよい冬ですね。
今年は例年にない大雪で雪かきが大変ですね。
蕾がふくらんではいないかと庭の梅をながめるのが、日課となりました。
こんな寒い日は、こたつにに入りながらの雪見酒が一番です。
先日スキー場で初のスノーボードに挑戦してきました。
 

1月のやや長文のカジュアルな挨拶文の例文

最近の個人的な出来事を題材とした挨拶文の例文
 健やかに新年をお迎え(になられたのでしょうね/のことと存じます)。私どもも恙なく過ごしております。 先日、家族そろって初詣へいってまいりました。 毎年の恒例行事ではありますが、今年は昨年生まれた〇〇も連れての参拝で、 家内安全と(〇〇/子供たち)の健やかな成長をお願いして(まいりました/まいった次第です)。 (〇〇さんは初詣にはいかれましたか/今年もよいとしとなることをお祈りします/お正月はどうお過ごしになりましたか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
相手との共通の趣味や思い出、出来事を題材にしたた挨拶文の例文
 やっとお正月気分も抜けて、今年初めての(〇〇のお稽古 /〇〇の練習)にいってきました。 〇〇さんに(紹介されて/進められて/誘われて)はじめた〇〇ですが、 (下手の横好きで楽しく〇〇に励んでいます/今ではお友達もたくさんでき、〇〇の日をこころ待ちにしています/早〇年目です)。 (本当にありがとうございました/おかげ様で私にも趣味といえるものができ、〇〇さんには心から感謝しています)。 (〇〇さんは、もう〇〇をされましたか/今年もご指導よろしくお願いします /皆様お元気にだれてますでしょか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
最近のニュースや出来事を題材とした挨拶文の例文
 成人式のニュースをみました。(遠い昔ですが/もう〇年も前になりますが)、親が(新調してくれたスーツで/仕立ててくれた振袖を着て)式へ行ったことが思い出されました。 あの時はまだ学生だったこともあり、大人としての自覚といっても実感がなかったのですが、 (自身にも子供ができて/(三十/四十)になって)大人の大変さを痛感(してるし、/するともに)親のありがたみがよくわか(るようになりました/ります)。 (ご家族の皆さんお元気にされていますか/お元気にしてますか/その後、いかがですか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
故事やことわざ、言い伝えなどを題材とした挨拶文の例文
 よい新年をお迎えになったことと(でしょう/存じます)。  我が家の正月は、〇才になった〇〇が(お笑い芸人の〇〇のネタを/テレビでみた〇〇が気に入ったようで、それを) 真似するので皆が大笑いして過ごしました。笑う門には福来るといいますので、今年は何か私たちに福がまいこむのではないかと期待しています。 (ご家族の皆様もお元気にだれていますでしょうか/今年もよろしくお願いします)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・

1月 手紙の結び/締めくくりの書き方と文例

今年も(どうか/倍旧の)ご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。
今年のご幸多と一層のご発展をお祈りいたしております。
今年のご発展とご活躍をお祈りいたしております。
今年もご多忙のことでしょうが、お体にだけはお気をつけください。
今年も(どうか/倍旧の)ご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。
今年のご幸多と一層のご発展をお祈りいたしております。
今年のご発展とご活躍をお祈りいたしております。
今年もご多忙のことでしょうが、お体にだけはお気をつけください。
正月の疲れがでるころです。無理しないでください。
もう少し暖かくなったら旅行にお誘いしたと思います。その時ご一諸できるのを楽しみにしておきます。
暖かい日などは、散歩がてらお出かけになるのもよいですよ。
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
今年もお互いに目標達成に励みましょう。
今年一年のご多幸をお祈りいたしております。
新たな気持ちで今年一年よろしくお願いします。
今年も元気で頑張ってください。
まずは、〇〇方々新年のご挨拶まで申し上げます。

1月 歳時記

1月 上旬の歳時記
1/1 元日
1/2 初夢/書き初め
1/4 官庁御用始め
1/6 小寒
二十四節気-池や川の氷も厚みを増し、寒さが厳しくなる頃。
1/7 人日の節句(七草)
五節句-七草粥を食べます。
1月 中旬の歳時記
1/8 成人の日
1/11 鏡開き
1/15 小正月
1月 下旬の歳時記
1/20 大寒
二十四節気-冷え込みが強く、寒さが最も厳しい頃。
1/20 二十日正月

1月を感じる言葉/行事/風習

元日
元日(がんじつ)は年の最初の日。昭和の前期まで皇室行事である四方拝にちなみ、四方節(しほうせつ)とよびました。戦後、四方節に代わって「年のはじめを祝う」ことを趣旨として、国民の祝日となりました。「元日」と「元旦」の違いは、「旦」は「夜明け」の意があり、「元旦」は「元日の朝」をさいます。
初夢
新年のある夜にみる夢のことです。この夢の内容で、1年の吉凶を占う風習があります。初夢にみると縁起が良いものを表すことわざに「一富士二鷹三茄子(いちふじ にたか さんなすび)」があります。
初詣
年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事です。一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりします。社寺へ参拝を行って、社務所でお守り、破魔矢、風車、熊手などを受けたり、絵馬に願い事や目標を書いたりして、今年一年がよい年であるよう祈ります。昨年のお守りや破魔矢などは、このときに社寺に納めて焼いてもらいます。
鏡開き
正月に年神様や仏様に供えた鏡餅を下げて食べる行事です。神仏に感謝し、無病息災などを祈って供えられた餅をお汁粉、雑煮、あられなどにして食べます。
小正月(こしょうがつ)
一般的には1月15日の行事ですが、地方により異なります。この日の朝には小豆粥を食べる習慣があり、早朝に食べることから「あかつき粥」といいます。
どんどや/左義長(さぎちょう)
どんどやは、小正月に行われる火祭りの行事です。地方によってよび方が異なりますが、広くみられる習俗です。 1月14日の夜または1月15日の朝に、刈り取り跡の残る田などで年飾った門松や注連飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼きます。子供の祭りとされ、いまでも子供会が行うところが多いようです。
成人の日
国民の祝日のひとつです。1月の第2月曜日。平成11年までは1月15日でした。かつて元服の儀を1月15日の小正月に行っていたということから日が選定されました。成人の日は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨とします。この日には、各市町村で新成人を招いて成人式が行われます。
寒九の水
寒中の水はその冷たさ極まった様子から神秘的な力があると信じられていて、飲むと身体に良いとされます。特に寒の入り(小寒)から9日目の水(寒九の水)は効能があるといわれています。その水で餅を搗いたり、酒を造ったりします。
二十日正月
1月20日のことをさします。この日を正月の終りとなる節目の日とする地域も多く、正月の祝い納めとして仕事を休み、正月の行事は終了します。正月に用いた鰤の骨や頭を酒粕、野菜、大豆などと一緒に煮て食べることから骨正月、頭正月ともいいます。 「さっぽろ雪まつり
札幌市の大通公園をはじめとする複数の会場で毎年2月上旬に開催される雪と氷の祭典です。雪で作った像や氷像(氷彫刻)も展示されます。
だるま市
縁起物のだるまを売る市。だるまはだるま大師の坐禅した姿に模した張り子の玩具です。東日本には白目の目なしだるま,西日本には鉢巻き姿のものが多くみられます。目なしだるまは願い事がかなったとき黒目を書入れる習慣があります。
【参考文献】
復本一郎編集 2004年 [四季別・50音順季節のことば事典] 柏書房
さとうひろみ著 2013年 [大切にしたい、にっぽんの暮らし] サンクチュアリ出版

1月の動植物/食べ物/自然

福寿草
春を告げる花の代表です。元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名をもちます。福寿草という和名もまた新春を祝う意味があり、正月にはヤブコウジなどと寄せ植えにした植木鉢が販売されます。
山茶花(サザンカ)
品種改良で真冬でも花を咲かせる品種あります。冬の季語にされれています。
お節(おせち)料理
おせち料理は、もとは節会や節句に作られる料理の総称でしたが、節日のうち最も重要な正月につくる料理をさすようになりました。料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり、味を濃くしたりするなど、日持ちするものです。これは歳神を迎えて共に食事をする正月の火を尊び、火を使う煮炊きをできるだけ避けるべきという風習によります。
雑煮
餅をに数種類の野菜や魚をいれて、醤油や味噌で味をつけた主に正月に食べる煮物です。地域や家庭によって違いがある具材には地方毎に特色があり、それぞれ縁起ものや特産品がいれられます。
七草粥
人日の節句(1月7日)の朝に食べられている料理です。春の七草や餅などを具材とする塩味の粥で、その一年の無病息災を願って食べます。正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休めるためといわれます。七草とは、セリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロです。春の七草といわれます。
新巻鮭
内臓を除いた鮭を塩漬けにしたもので、荒巻とも書きます。 お歳暮としての贈答が多く、お正月の食卓でよくみかけるものです。
だいこん
大根は年中みかけますが、冬の大根は比較的甘味が強く、夏は辛みが強いといわれます。 この時期は、おでん、ブリ大根とだいこんを使うこと多く、冬を代表する野菜といえるでしょう。
冬枯れ
冬の草木が枯れ果てた荒涼とした風景をいいます。草や樹が枯れのこともいうが、野山一面が枯れ色となった風景もいいます。
冬将軍
冬将軍とは厳しい冬の様子を表したことばです。冬季に周期的に南下するシベリア寒気団をさします。冬将軍が到来すると日本海側に強い降雪をもたらし、太平洋側では乾燥した北西風が吹き荒れます。

1月の別名

睦月(むつき)/建寅月(けんいんげつ)/孟春(もうしゅん)/霞初月(かすみそめづき)/暮新月(くれしづき)/早緑月(さみどりづき)/三微月(さんびづき)/太郎月(たろうづき)/子日月(ねのひづき)/初空月(はつそらづき)/初春月(はつはるづき)/初見月(はつみづき)/王春(おうしゅん)/開歳(かいさい)/開春(かいしゅん)/解凍(かいとう)/嘉月(かげつ)/華歳(かさい)/月正(げっせい)/元月(げんげつ)/献歳(けんさい)/献春(けんしゅん)/歳始(さいし)/歳首(さいしゅ)/主月歳(しゅげつさい)/首歳(しゅさい)/上春(じょうしゅん)、初月(しょげつ)/初歳(しょさい)/初春(しょしゅん)/初陽(しょよう)/始和(しわ)/新春(しんしゅん)/青陽(せいよう)/泰月(たいげつ)/大簇(たいそう)/端月(たんげつ)/年端月(としはづき)/肇歳(ちょうさい)/年初(ねんしょ)/発歳(はつさい)/方歳(ほうさい)/芳歳(ほうさい)/甫年(ほねん)/昵月(むつき)/陬月(むつき)/孟陬(もうすう)/孟陽(もうよう)/履端(りたん)

1月の俳句に用いる季語

正月/初春/新年/元旦/初日/年男/初詣/年玉/賀状/鏡餅/羽子板/仕事始/松の内/寝正月/十日戎/鏡開/成人の日/吹雪/雪合戦/スキー/氷柱/スケート/寒月/初天神/初不動/早梅/寒梅/寒椿/春待つ/雪折
 
 
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