10月の挨拶文 カジュアルな挨拶文(書き出し)と結び文例

カジュアルな挨拶文について

カジュアルな挨拶文は、やわらかな表現の季節の挨拶(改まった時候の挨拶を口語調で表現した挨拶文) より一層くだけた感じの挨拶文とします。手紙はもとよりSNSのメッセージやブログなど多様なメディアで使える 書き出しを想定しています。
以下は、特に季節感重視の例文です。他にやや長い挨拶文、挨拶文を作成するのに役立つ季節の花や農作物、風物詩、季語なども参考にされてください。

カジュアルな書き出しでの文書の書き方

手紙の場合は、頭語+時候の挨拶が基本ですが、カジュアルな挨拶文の場合、頭語の代わりに「○○さん」のように相手に呼びかけるようにして 書く方法が多くもちいられます。目上の方なら「叔父様」「○○先生」、目下なら「○○君」「○○さん」ではじめて、その後に「最近めっきり涼しくなりましたね。」などとつづけます。 また、手紙の基本構成にはからは逸脱しますが、頭語を省略するのも一つの方法です。
手紙やそれに準ずるもの以外の場合、頭語(拝啓)などは不要ですが、いきなり用件では事務的になりがちなので、何か一言入れることがあります。 大多数の人に影響がある天候や最近の出来事など話題としては多いと思います。
回覧文書やブログやSNS投稿など読者が不特定多数や特定されないときなどは、対象とする方々の大多数が共感を持っであろう事柄に触れるのがよいのではないかと思います。
例)
1.地震や台風などの自然災害(お見舞いの言葉を沿える)
2.オリンピックやワールドカップなど多くの人が興味があると思われる大きなイベント
3.多くの方々も共感できそうな個人的な経験にまるわる感想
4.組織や団体、グループ内宛てなら内輪の共有されている事柄

【2024年10月26日更新】今の時期のカジュアルな挨拶文の書き方/例文

【10月26日更新】
10月も下旬を迎え、秋晴れが清々しい季節となりました。早いところでは初霜の便りも 聞かれるようになりました。今年は夏が暑く長かったので、やっと普通に戻ったように思えます。
秋本番の今、レジャー、旅行や秋の味覚のグルメなど話題豊富です。 ご自身の秋らしい体験などは、共感を呼ぶと思います。
また、衆議院総選挙や日本シリーズ、 アメリカでは、大谷選手がワールドシリーズに進出して盛上がは最高潮となってます。 今は話題が豊富なので、対象の方々の趣味嗜好にあう話題を選んでみてはいかがでしょうか。

10月上旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

十月の声を聞いてこちらもやっと秋めいてきました。
澄んだ青空が秋を感じます。お元気そうで何よりです。
抜けるような青空のもと近くの小学校では運動会の練習がはじまりました。
秋晴れの心地よい季節となりましたが、〇〇様には(お健やかに/ご壮健にて)お暮しのことと存じます。
清々しい秋晴れがつづく日々、いかがお過ごしですか。
空は高く澄み渡り、さわやかな季節となりましたが、皆様におかれましては健やかにお過ごしのことと存じます。
空が澄みわたり、遠くの山々が近くに感じます。
収穫の秋と迎えて、毎日お忙しい過ごされておられることでようね。
行楽にスポーツ、読書と何をするにもよい季節です。皆様にはこの秋を満喫されてくささい。
なかなか会えないうちにもう季節は秋ですね。お元気ですか。

10月中旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

秋冷さわやかな季節となりました。
秋たけなわの候、皆様にはご息災にお過ごしと存じます。
秋の長雨も終わり、空はいっそう澄み渡っています。
菊薫季節となりました。お元気ですか。
秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりましたが、お元気でいらっしゃいますか。
収穫の秋を迎えて美味しいものをついつい食べ過ぎてしまいます。
〇〇さんのことですからこの清々しい季節、部活や学業に頑張っているのでしょうね。
そちらの紅葉はいかがですでしょうか。こちらは、もう(盛りを迎えてい/後〇週間でもごろとなり)ます。
心地よい小春日和についついうたた寝してしまう陽気となりました。
どこからともなくきんもくせいの香りがただよう季節となりました。
庭の柿も食べごろとなりました。今年は豊作です。

10月下旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

街路樹の葉も日ごとに赤や黄色に彩りを増してますが、皆様もお変わりなくお過ごしですか。
ずいぶんと日が短くなりましたね。
こちらでは街路樹が少しずつ色づきはじめました。
日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆様お変わりありませんか。
秋の深まりましたが、紅葉見物にはもうお出かけになりましたか。私は先日〇〇へ行ってきました。
美しい夕焼けにしみじみと秋の風情を楽しむこのごろです。
朝夕はめっきり冷え込んできておりますが、お変わりございませんか。
収穫も終わり一息とといったところでしょうか。(今年のできはいかがでしたか/お疲れ様でした)。
今年のハロウィンの仮装はもう決まりましたか。私は〇〇にするつもりです。
初霜の便りが聞かれるこのごろ、御地ではまだ大丈夫でしょうか。
初雪の便りすら聞かれる季節となりました。
 

10月のやや長文のカジュアルな挨拶文の例文

最近の個人的な出来事を題材とした挨拶文の例文
 いっきに秋めいてきましたね。先週、(旦那と/家族で)〇〇高原へ新そばを食べに行ってきました。風味があって美味しかったですよ。 さすがにまだ紅葉の時期には早かかったのですが、その途中にあった〇〇公園では、コスモスが一面に咲いてみごろを迎えていました。 (そちらはいかがでしょうか/お元気にされてますか/その後、いかがおすごしでしょうか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
相手との共通の趣味や思い出、出来事を題材にしたた挨拶文の例文
 今年も私の畑でも収穫の秋を迎えました。さつまいもは丸々とした大玉のものが多くとれました。 他にも里芋やかぼちゃも豊作です。〇〇さんの家庭菜園では暑さのせきで夏野菜があまりよくなかったとのことでしたが、 根菜類は、夏の強い日差しのおお陰様でいいみたいですね。 (そちらは、いかがいかがでようか/お元気ですか/皆さんお元気にされていますでしょうか/その後、お変わりありませんか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
最近のニュースや出来事を題材とした挨拶文の例文
 (〇〇地方で/山ではで)早くも紅葉がはじまったとのニュースを聞いて、少しワクワクしています。 毎年、紅葉がみごろ迎えるころにリフレッシュのために知り合いを誘って温泉へいってるのですが、その時期がいよいよ近くなって、待ち遠しくてしかたがないこのごろです。 (〇〇さんは、どこかお出かけのご予定はありますか/お元気にされてますか/皆さんお元気にされてますか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
故事やことわざ、言い伝えなどを題材とした挨拶文の例文
 十月に入り、秋めいてきましたね。読書やスポーツの秋などといいますが、私はもっぱら食欲の秋です。 秋は美味しいものばかりで、つい食べ過ぎます。 「天高く馬肥ゆる秋」にならないように戒めるているこのごろです。 お元気にされてますか。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・

10月 手紙の結び/締めくくりの書き方と文例

(収穫の秋を迎え/爽秋の季節)、社業が更にご繁栄されますよう心よりお祈り申し上げます。
過ごしやすい季節ではありますが、体調をくずさないようお気をつけください。
日増しに冷え込みが増す時節柄、くれぐれもご自愛ください。
昼夜の寒暖差がある時節柄、くれぐれもご自愛専一でお過ごしください。
朝夕は冷え込むようになりました。風邪などめしませんようお気をつけください。
これから朝夕冷えてまいりますので、体にはくれぐれもお気をつけください。
好季節となりました。実り豊かな秋をお過ごしください。
収穫の秋を迎えて、お忙しいでしょうが、どうかお体にはご留意ください。
澄み切った秋空のように、皆様のお気持ちが爽快でありますようお祈り申し上げます。
秋が深まりゆく季節ですが、くれぐれもご自愛ください。
清々しい好季節となりました。外へお出かけになるのもよいですよ。
我が家の菊が満開となってます。是非とも鑑賞にお越しください。
美味しい料理を囲みながらお話しができる日を心よりお待ちしております。
秋の夜長、酒を酌み交わすことを心待ちにしておます。

10月 歳時記

10月 上旬の歳時記
10/1 衣替え
10/8 寒露
二十四節気-晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露。本格的秋の始まる頃。
10月 中旬の歳時記
10/13 恵比寿講
10/14 スポーツの日
10/15 十三夜
10月 下旬の歳時記
10/20 秋土用入り
10/23 霜降
二十四節気-早朝に霜が降りはじめる頃。
10/31 ハロウィン

10月を感じる言葉/行事/風習

衣替え
平安時代には、6月1日と10月1日に冬の袷(あわせ)と夏服の単衣(ひとえ)に替える習慣があり、それを衣替えとよびました。現代では、この日に学校や職場の制服が冬/夏服にかわるところがあるようです。
長崎おくんち
長崎市の諏訪神社の祭礼です。10月7日から3日間催されます。「龍踊(じゃおどり)」「鯨の潮吹き」など、奉納の踊がみどころです。「くんち」の名称は、旧暦の重陽の節句に由来します。
十三夜
十三夜は旧暦9月13日の少し欠けた月をみることです。栗や豆をお供えすることから「栗名月」、「豆名月」ともいいます。十五夜と十三夜の片方しかみないのは「片目月」といって縁起が悪いされています。
恵比寿講
神無月(旧暦10月)に出雲に赴かない「留守神」とされた恵比寿様を祀り、1年の無事を感謝し、五穀豊穣、大漁、商売繁盛を祈願する行事です。
体育の日
日本の国民の祝日のひとつです。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としています。元は10月10日で1964年の東京オリンピックの開会日にちなんで日が選ばれました。
神嘗祭(かんなめさい)
宮中祭祀のひとつで、五穀豊穣の感謝祭にあたり、宮中および伊勢神宮で儀式が行われます。その年の初穂を天照大御神に奉納する儀式が行われます。
読書週間
読書週間は、10月27日から11月9日までの2週間です。
ハロウィン
毎年10月31日に行われます。秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す行事でしたが、アメリカでは子供たちが仮装して家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあります。近年日本でも仮装した若者をみかけるようになっりました。
【参考文献】
復本一郎編集 2004年 [四季別・50音順季節のことば事典] 柏書房
さとうひろみ著 2013年 [大切にしたい、にっぽんの暮らし] サンクチュアリ出版

10月の動植物/食べ物/自然

秋桜(コスモス)
秋に桃・白・赤色の花を咲かせます。景観植物としての利用例が多く、河原や休耕田、スキー場などに植えられたコスモスの花畑があります。
金木犀(キンモクセイ)
日本三大香木のひとつで、無数に小さいオレンジ色の花を咲かせます。その香りのよさから秋を代表する花といえるでしょう。

日本では観賞用として発展し、秋に全国各地で菊花展が開催されます。秋を代表する花といえます。菊の紋のうち、八重菊を図案化した十六八重表菊は、天皇および皇室を表す紋章でもあります。
ススキ
ススキは、尾花ともいい秋の七草のひとつです。また茅(かや)とよばれる植物の一種でもあります。日当たりのよい山野に生息しています。
新そば
新そばとは、秋に取れたばかりの蕎麦のことです。きれい緑色です。
新米
その年新しくとれた米のことで、9月から10月にかけて出回るようになります。
松茸
キノコの一種で、香りがよく、松茸ごはんやお吸い物など秋を代表する食材です。
ぶどう
秋を代表する果物です。各地で栽培されています。日本では、大粒の巨峰がもとも多く栽培されていますが、他もマスカット、藤稔、紫玉、紫苑、ピオーネなどたくさんの品種が栽培されています。
サツマイモ
サツマイモ(薩摩芋/さつまいも)は甘藷(かんしょ)ともよばれます。サツマイモは、「紅あずま」や「高系14号」などがホクホク系が主流うでしたが、昨今は「安納芋」や「紅はるか」に代表されるしっとり系の濃厚な甘さの芋など出回るようになり好みで選べるようになってきました。

農村には、柿の木が植えられてることが多く、干し柿にして食べられていました。最近では、甘味の強い高価な品種も出回るようになりました。

鮭には多くの種類がありますが、それぞれ旬の時期が違います。一般的に日本で鮭というと「白鮭(シロサケ)」をさします。白鮭は9〜11月までの間に生まれた川に戻って産卵します。この白鮭を「秋鮭」「秋味」と呼び、この時期が旬となります。時鮭(時しらず)といわれる鮭は、間違えて春に戻ってきてしまった白鮭のよび名です。時鮭の旬は4〜7月、春から初夏になります。他の銀鮭は8〜10月、紅鮭は6〜8月が旬の時期です。
時雨
主に秋から冬にかけて、一時的に降ったり止んだりする雨のことです。時雨が降る天候に変わることを時雨れる(しぐれる)ともいいます。

10月の別名

神在月(かみありづき)/神去月(かみさりづき)/雷無月(かみなかりづき)/神無月(かんなづき)/建亥月(けんがいげつ)/小春(こはる)/時雨月(しぐれづき)/上冬(じょうとう)/大月(たいげつ)/初霜月(はつしもつき)

10月の俳句に用いる季語

赤い羽根/秋晴/秋高し/馬肥ゆる/秋風/鹿の角切/運動会/後の月/初紅葉/薄紅葉/松茸/新米/新酒/稲/豊年/渡り鳥/菊/稲刈/刈田/秋祭/秋寒/そぞろ寒/肌寒/夜寒/新蕎麦/銀杏/草虱/秋時雨/露霜/冬仕度/紅葉/紅葉狩/秋深し/行く秋/秋惜しむ/暮の秋/冬近し
 
 
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