10月 カジュアルな挨拶文/メール・LINE/手紙の書き出し・結び文例集

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10月のカジュアルな書き出し(手紙/メール/SNS/ブログ記事)の書き方

10月は、暑さが落ち着き、秋が深まり始める過ごしやすい季節です。
紅葉、秋祭り、衣替え、行楽シーズンなど、話題にできる出来事が多く、カジュアルな挨拶文が書きやすい月でもあります。
書き出しでは、①相手への呼びかけ+②10月らしい季節感や出来事+③相手の体調への気遣い を添えると自然で温かい印象になります。

手紙の場合
手紙の基本構成は【前文(頭語+時候の挨拶)】+【主文】+【末文(結語)】+【後付け】ですが、 カジュアルな手紙では「拝啓」「前略」などの頭語を省略しても問題ありません。
代わりに「○○さん」「○○くん」などの呼びかけで始めると自然です。
目上の方には「叔母様」「お姉様」「○○先生」、
友人・知人には「○○さん」「○○くん」など関係性に応じた呼称を使います。
呼びかけの後に続ける10月らしい書き出しの例は以下の通りです。
  • 「朝晩がずいぶん涼しくなってきましたね。」
  • 「秋の空気が気持ちよく感じられる季節になりました。」
  • 「そちらでは紅葉は色づき始めましたか。」
頭語を省いた場合、結語「敬具」「草々」も基本的には不要です。
また、女性が文末を「かしこ」で締めると、上品で控えめな印象になります。「かしこ」は頭語がなくても使える結びです。
メールの場合
メールでは、短く丁寧にまとめるのがポイントです。
件名には「10月のご挨拶」「秋の近況」「季節のご連絡」など内容が一目でわかるタイトルをつけるとよいでしょう。
本文では「お世話になっております」「お久しぶりです」のあとに、
「秋らしい空気になってきましたね」「朝晩冷えますのでご自愛ください」など一文添えると自然です。
友人へのLINEなら、「秋っぽくなってきたね!」「急に涼しくなったね」など気軽な書き方でOKです。

SNS(LINE/X/Instagram等)の場合
SNSでは短く季節感を伝えるフレーズが合います。
「10月スタート!」「秋晴れが気持ちいい」「紅葉シーズン到来」などが使いやすいです。
#10月 #秋晴れ #紅葉 #食欲の秋 #行楽日和などのハッシュタグを添えると季節感がより明確になります。

ブログ記事の場合
ブログでは、読者に季節感を伝えながら書き出すとスムーズです。
「10月に入り、秋の深まりを感じる季節となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。」
「紅葉が美しく色づき始める頃ですね。今日は、10月に使えるカジュアルな挨拶文をご紹介します。」
など、情景+読者への呼びかけをセットにした導入がおすすめです。

10月のカジュアルな書き出しのポイント
・季節感を出す: 「秋晴れ」「行楽」「紅葉」「金木犀」「寒暖差」などの10月らしいキーワードを使う
・寒暖差を気遣う: 昼夜の気温差で体調を崩しやすい時期であることを気遣う一言を添える
・媒体の特性を活かす: SNSなら短く絵文字付き、メールなら件名も工夫、手紙なら丁寧に
・堅苦しくしない: 「爽やかな秋」「心地よい気候」といったポジティブで話し言葉に近い表現を使う

【ご参考】
改まった時候の挨拶(書き方と慣用文例/月毎の季語)
やわらかな(堅苦しくない)表現の時候の挨拶の書き方と文例

10月上旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

手紙向けの例文

十月に入り、ようやく秋らしい空気が感じられるようになりました。お元気でしょうか。

澄んだ青空が広がり、季節の深まりを感じるこの頃です。

近所の小学校では運動会の練習が始まり、秋の訪れを実感しています。

空が一段と高くなり、爽やかな日が続いておりますが、いかがお過ごしですか。

収穫の秋を迎え、何かとお忙しい時期かと存じますが、お変わりありませんか。

行楽や読書など、何をするにも良い季節になりましたね。

メールで使えるひと言

10月に入り、秋らしくなってきましたね。お変わりありませんか。

爽やかな秋晴れが続いていますね。元気に過ごされていますか。

SNSで使えるひと言

秋晴れが気持ちいい!お出かけ日和だね(#秋晴れ #10月スタート)

ようやく秋の空気。(#秋めいてきた)

10月中旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

手紙向けの例文

秋冷が心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

菊の香りが漂い、秋らしさが深まってまいりました。

秋の夜長、虫の音が心地よく響く季節ですね。

金木犀の香りがどこからともなく届き、散歩がおすすめの季節になりました。

収穫の秋を迎えて美味しいものをついつい食べ過ぎてしまいます。体調を崩されないようご自愛ください。

小春日和の暖かさに、ついのんびりしてしまうこの頃です。

メールで使えるひと言

秋の夜長、虫の音が心地よい季節ですね。庭の柿も食べごろとなりました。

紅葉シーズンが楽しみな時期になりましたね。元気にされていますか。

SNSで使えるひと言

金木犀の香りが街に広がってる。(#金木犀 #秋の香り)

秋の夜長が好き。(#秋時間)

10月下旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文

手紙向けの例文

日ごとに秋が深まり、朝夕は冷え込むようになりました。いかがお過ごしでしょうか。

紅葉が色づきはじめ、季節の移ろいを感じる毎日です。

夕焼けが美しく、しみじみと秋の風情が味わえる時期になりました。

街路樹が赤や黄色に染まり、散歩が楽しい季節ですね。

ずいぶんと日が短くなりましたね。美しい夕焼けにしみじみと秋の風情を楽しむこのごろです。

秋の深まりましたが、紅葉見物にはもうお出かけになりましたか。私は先日〇〇へ行ってきました。

メールで使えるひと言

涼しくなり、秋が深まってきましたね。体調に気をつけてお過ごしください。

今年のハロウィンの仮装はもう決まりましたか?私は〇〇にするつもりです!

SNSで使えるひと言

朝晩寒い!もう冬の足音が聞こえてきたよ。(#10月下旬 #寒暖差)

秋の夕焼けがきれい。(#秋の風景)

10月のやや長文のカジュアルな挨拶文の例文

最近の個人的な出来事を題材とした挨拶文の文例

一気に秋めいてきましたね。先週、(旦那と/家族で)〇〇高原へ新そばを食べに行ってきました。風味があって美味しかったですよ。 さすがにまだ紅葉の時期には早かかったのですが、その途中にあった〇〇公園では、コスモスが一面に咲いて見頃を迎えていました。 (そちらはいかがでしょうか/お元気にされていますか/その後、いかがお過ごしでしょうか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・

相手との共通の趣味や思い出、出来事を題材にした挨拶文の文例

今年も私の畑でも収穫の秋を迎えました。さつまいもは丸々とした大玉のものが多くとれました。 他にも里芋やかぼちゃも豊作です。〇〇さんの家庭菜園では暑さのせいで夏野菜があまりよくなかったとのことでしたが、 根菜類は、夏の強い日差しのお陰様でいいみたいですね。 (そちらは、いかがでしょうか/お元気ですか/皆さんお元気にされていますでしょうか/その後、お変わりありませんか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・

身近に起きた出来事や皆が知るニュースなどとからめた挨拶文の文例

(〇〇地方で/山では)早くも紅葉が始まったとのニュースを聞いて、少しワクワクしています。 毎年、紅葉が見頃を迎えるころにリフレッシュのために知り合いを誘って温泉へ行っているのですが、その時期がいよいよ近くなって、待ち遠しくてしかたがないこのごろです。 (〇〇さんは、どこかお出かけのご予定はありますか/お元気にされていますか/皆さんお元気にされていますか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・

皆が良く知ることわざや故事などを入れ込んだ挨拶文の例

だんだんと秋めいてきましたね。秋といえば読書やスポーツの秋といいますが、私にとっての秋は、何といっても食欲です。 秋は美味しいものばかりで、つい食べ過ぎます。 「天高く馬肥ゆる秋」にならないように自戒しているこのごろです。 お元気にされていますか。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・

10月 手紙の結び/締めくくりの書き方と文例

(収穫の秋を迎え/爽秋の季節)、社業がさらにご繁栄されますよう心よりお祈り申し上げます。

過ごしやすい季節ではありますが、体調をくずさないようお気をつけください。

日ごとに寒さが増すこの頃、くれぐれもご自愛ください。

昼夜の寒暖差がある時節柄、くれぐれもご自愛専一でお過ごしください。

朝夕は冷え込むようになりました。風邪など召しませんようお気をつけください。

これから朝夕冷えてまいりますので、体にはくれぐれもお気をつけください。

好季節となりました。実り豊かな秋をお過ごしください。

収穫の秋を迎えて、お忙しいでしょうが、どうかお体にはご留意ください。

澄み切った秋空のように、皆様のお気持ちが爽快でありますようお祈り申し上げます。

秋が深まりゆく季節ですが、くれぐれもご自愛ください。

清々しい好季節となりました。外へお出かけになるのもよいですよ。

我が家の菊が満開となっています。是非とも鑑賞にお越しください。

美味しい料理を囲みながらお話しができる日を心よりお待ちしております。

秋の夜長、酒を酌み交わすことを心待ちにしております。

10月 歳時記

10月 上旬の歳時記
10/1 衣替え
10/8 寒露
二十四節気-晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露。本格的な秋の始まりの頃。
10月 中旬の歳時記
10/13 恵比寿講
10/14 スポーツの日
10/15 十三夜
10月 下旬の歳時記
10/20 秋土用入り
10/23 霜降
二十四節気-早朝に霜が降りはじめる頃。
10/31 ハロウィン

10月を感じる言葉/行事/風習

衣替え
平安時代には、6月1日と10月1日に冬の袷(あわせ)と夏服の単衣(ひとえ)に替える習慣があり、それを衣替えとよびました。現代では、この日に学校や職場の制服が冬/夏服に替わるところがあるようです。
長崎おくんち
長崎市の諏訪神社の祭礼です。10月7日から3日間催されます。「龍踊(じゃおどり)」「鯨の潮吹き」など、奉納の踊が見どころです。「くんち」の名称は、旧暦の重陽の節句に由来します。
十三夜
十三夜は旧暦9月13日の少し欠けた月をみることです。栗や豆をお供えすることから「栗名月」、「豆名月」ともいいます。十五夜と十三夜の片方しかみないのは「片目月」といって縁起が悪いとされています。
恵比寿講
神無月(旧暦10月)に出雲に赴かない「留守神」とされた恵比寿様を祀り、1年の無事を感謝し、五穀豊穣、大漁、商売繁盛を祈願する行事です。
体育の日
日本の国民の祝日のひとつです。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としています。元は10月10日で1964年の東京オリンピックの開会日にちなんで日が選ばれました。
神嘗祭(かんなめさい)
宮中祭祀のひとつで、五穀豊穣の感謝祭にあたり、宮中および伊勢神宮で儀式が行われます。その年の初穂を天照大御神に奉納する儀式が行われます。
読書週間
読書週間は、10月27日から11月9日までの2週間です。
ハロウィン
毎年10月31日に行われます。秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す行事でしたが、アメリカでは子供たちが仮装して家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあります。近年日本でも仮装した若者をみかけるようになりました。
【参考文献】
復本一郎編集 2004年 [四季別・50音順季節のことば事典] 柏書房
さとうひろみ著 2013年 [大切にしたい、にっぽんの暮らし] サンクチュアリ出版

10月の動植物/食べ物/自然

秋桜(コスモス)
秋に桃・白・赤色の花を咲かせます。景観植物としての利用例が多く、河原や休耕田、スキー場などに植えられたコスモスの花畑があります。
金木犀(キンモクセイ)
日本三大香木のひとつで、無数に小さいオレンジ色の花を咲かせます。その香りのよさから秋を代表する花といえるでしょう。

日本では観賞用として発展し、秋に全国各地で菊花展が開催されます。秋を代表する花といえます。菊の紋のうち、八重菊を図案化した十六八重表菊は、天皇および皇室を表す紋章でもあります。
ススキ
ススキは、尾花ともいい秋の七草のひとつです。また茅(かや)とよばれる植物の一種でもあります。日当たりのよい山野に自生しています。
新そば
新そばとは、秋に取れたばかりの蕎麦のことです。きれいな緑色です。
新米
その年新しくとれた米のことで、9月から10月にかけて出回るようになります。
松茸
キノコの一種で、香りがよく、松茸ごはんやお吸い物など秋を代表する食材です。
ぶどう
秋を代表する果物です。各地で栽培されています。日本では、大粒の巨峰が最も多く栽培されていますが、他もマスカット、藤稔、紫玉、紫苑、ピオーネなどたくさんの品種が栽培されています。
サツマイモ
サツマイモ(薩摩芋/さつまいも)は甘藷(かんしょ)ともよばれます。サツマイモは、「紅あずま」や「高系14号」などがホクホク系で主流でしたが、昨今は「安納芋」や「紅はるか」に代表されるしっとり系の濃厚な甘さの芋など出回るようになり好みで選べるようになってきました。

農村には、柿の木が植えられてることが多く、干し柿にして食べられていました。最近では、甘味の強い高価な品種も出回るようになりました。

鮭には多くの種類がありますが、それぞれ旬の時期が違います。一般的に日本で鮭というと「白鮭(シロサケ)」をさします。白鮭は9~11月までの間に育った川に戻って産卵します。この白鮭を「秋鮭」「秋味」と呼び、この時期が旬となります。時鮭(時しらず)といわれる鮭は、間違えて春に戻ってきてしまった白鮭のよび名です。時鮭の旬は4~7月、春から初夏になります。他の銀鮭は8~10月、紅鮭は6~8月が旬の時期です。
時雨
主に秋から冬にかけて、一時的に降ったり止んだりする雨のことです。時雨が降る天候に変わることを時雨れる(しぐれる)ともいいます。

10月の別名

神在月(かみありづき)/神去月(かみさりづき)/雷無月(かみなかりづき)/神無月(かんなづき)/建亥月(けんがいげつ)/小春(こはる)/時雨月(しぐれづき)/上冬(じょうとう)/大月(たいげつ)/初霜月(はつしもつき)

10月の俳句に用いる季語

赤い羽根/秋晴/秋高し/馬肥ゆる/秋風/鹿の角切/運動会/後の月/初紅葉/薄紅葉/松茸/新米/新酒/稲/豊年/渡り鳥/菊/稲刈/刈田/秋祭/秋寒/そぞろ寒/肌寒/夜寒/新蕎麦/銀杏/草虱/秋時雨/露霜/冬仕度/紅葉/紅葉狩/秋深し/行く秋/秋惜しむ/暮の秋/冬近し
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