6月のカジュアルな書き出し(手紙/メール/SNS/ブログ記事)の書き方
一方で、紫陽花が美しく咲く季節でもあり、カジュアルな挨拶文に使える季節の話題がたくさんあります。
カジュアルな書き出しを作る際は、①相手への呼びかけ+②6月らしい季節感や出来事+③相手の体調を気づかうひと言を添えると、どの媒体でも自然で気遣いのある印象になります。
手紙の場合
手紙の基本構成は【前文(頭語+時候の挨拶)】+【主文】+【末文(結語)】+【後付け】ですが、 カジュアルな手紙では「拝啓」「前略」などのかたい頭語は省略できます。
その代わり、「○○さん」「○○くん」などの呼びかけから始めると自然です。
目上の方には「叔母様」「お姉様」「○○先生」、
知人・友人には「○○くん」「○○さん」などが適しています。
呼びかけの後に、以下のような6月らしい一文を続けると柔らかい書き出しになります。
- 「梅雨に入り、雨の日が多くなりましたね。」
- 「紫陽花が色づき始め、季節の移ろいを感じますね。」
- 「湿気の多い季節ですが、お元気にされていますか。」
ただし、書き手が女性の場合、最後を「かしこ」で結ぶと柔らかく上品な印象になります。「かしこ」は頭語なしでも使用でき、「これで失礼します」という意味合いをもち、しとやかに文を締めくくることができます。
メールの場合
メールでは、より簡潔な書き出しが適しています。
件名には「6月のご挨拶」「梅雨入りのご連絡」「近況のご報告」など短く要点がわかるものをつけましょう。
本文では「お世話になっております」「お久しぶりです」などの定型文のあとに、
「梅雨空が続いていますが、お元気でしょうか」「紫陽花がきれいな季節になりましたね」など、6月の話題をひと言添えると自然です。
友人へのLINEなら、「梅雨入りしたね?!」「じめじめするけど元気?」など、短文で気軽に送れます。
SNS(LINE/X/Instagram等)の場合
SNSでは短く印象を残すフレーズが効果的です。
「6月スタート!」「梅雨入りしました」「紫陽花がきれい」など、季節感のある一言が向いています。
#6月 #梅雨 #紫陽花 #雨の季節などのハッシュタグもよく使われます。
ブログ記事の場合
ブログの書き出しでは、読者に向けた丁寧な季節描写が効果的です。
「6月に入り、梅雨らしい空模様が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。」
「紫陽花が色づく季節となりました。今回は、6月に使えるカジュアルな挨拶文をご紹介します。」
といったように、季節の描写+読者への呼びかけが自然な導入になります。
6月のカジュアルな書き出しのポイント
・季節感を出す: 「梅雨」「紫陽花(あじさい)」「入梅」「衣替え」「湿気」などの6月らしいキーワードを使う
・体調管理を気遣う: 気圧や湿度の変化で体調を崩しやすい時期であることを気遣う一言を添える
・媒体の特性を活かす: SNSなら短く絵文字付き、メールなら件名も工夫、手紙なら丁寧に
・堅苦しくしない: 「雨が続く」といったネガティブな表現の後に「体調を大切に」など、気遣いを加える
【ご参考】
改まった時候の挨拶(書き方と慣用文例/月毎の季語)
やわらかな(堅苦しくない)表現の時候の挨拶の書き方と文例
6月上旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文
手紙向けの例文
梅雨冷えが肌寒い季節ですが、体調を崩されないようお元気でお過ごしですか。
梅雨入りも間近になりましたが、ご家族の皆様にはお変わりございませんでしょうか。
新しい環境での生活にも少しずつ慣れてこられた頃かと存じますが、お元気でお過ごしでしょうか。
梅雨入り前に木々の緑がいっそう深まり、初夏の訪れを感じる季節となりました。
どこからともなくクチナシの甘い香りが漂い、季節の移ろいを感じております。
クールビズで軽装となって、動きやすくなったのがなによりありがたいです。
メールで使えるひと言
6月に入り、暑さとともに梅雨の気配も感じられるようになりましたね。お変わりありませんか。
新しい場所での生活も慣れましたか。何かとご多忙でしょうが、ご無理なさらないでください。
SNSで使えるひと言
6月スタート!梅雨入り前の晴れ間が貴重(#衣替え #梅雨入り前)
そろそろ梅雨入りかな?その前に初夏の青空を満喫したい。(#薄暑 #初夏)
6月中旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文
手紙向けの例文
長雨のみぎり、皆様にはご機嫌うるわしくお過ごしのことと存じます。
こちらでは先日、梅雨入りの知らせがあり、しっとりとした空模様が続いております。
降り続く雨の中、紫陽花の花色がいちだんと美しく映える季節となりました。
雨に濡れた新緑がひときわ鮮やかに見えるこの頃ですが、お変わりございませんか。
雨ばかりで気が滅入りがちだけど元気ですか。私はとても元気にしています。
降り続く雨も、草木や穀物にとっては恵みの雨。山野の緑がいっそう濃くなりましたね。
メールで使えるひと言
雨の日が多い時期ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
紫陽花がきれいに咲く季節になりましたね。足元が悪い日も多いので、どうぞお気をつけください。
SNSで使えるひと言
雨続きだけど、紫陽花がきれいだからまあいっか。(#梅雨 #紫陽花)
梅雨真っ只中青空が恋しいよ!(#梅雨 #長雨)
6月下旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文
手紙向けの例文
梅雨明けも間近になりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
青空が恋しくなる日々が続いておりますが、お変わりございませんか。
暑さが日ごとに増し、いよいよ夏本番が近づいてきたように感じます。
こちらでは梅雨明けも間近との便りが聞かれ、本格的な夏の訪れを心待ちにしております。
青田をわたる風がさわやかで、田園風景がいっそう美しく感じられる季節となりました。
今年もはや半年が過ぎようとしており、月日の流れの速さをあらためて感じております。
メールで使えるひと言
蒸し暑い日が増えてきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
いよいよ夏本番の到来ですね!プール開きのニュースを見て、ワクワクしています。
SNSで使えるひと言
青空が待ち遠しい…そろそろ梅雨明けしてほしいな。(#梅雨明け待ち #6月下旬)
気づけば今年も半分終わり。後半もマイペースでいこう。(#半年経過 #202X)