4月のカジュアルな書き出し(手紙/メール/SNS/ブログ記事)の書き方
桜の開花や春の陽気など、挨拶文に使いやすい季節の話題も豊富で、カジュアルな書き出しにもぴったりの月です。
カジュアルな挨拶文で書き出すときは、①相手への呼びかけ＋②4月らしい季節感や出来事＋③相手の新生活や体調を気づかうひと言を入れると、どの媒体でも自然でさわやかな印象になります。
手紙の場合
手紙の基本構成は【前文(頭語+時候の挨拶)】＋【主文】＋【末文(結語)】＋【後付け】ですが、 カジュアルな手紙では「拝啓」「前略」などの堅苦しい頭語は省略できます。
その場合、「○○さん」「○○くん」などの呼びかけから始めても問題ありません。
目上の方には「叔母様」「お姉様」「○○先生」、
知人・友人には「○○くん」「○○さん」など自然な呼びかけを使うとよいでしょう。
呼びかけの後に、以下のような4月らしい一文を続けるとやわらかい書き出しになります。
- 「桜がきれいに咲き始めましたね。」
- 「新年度が始まり、街も新しい雰囲気に包まれていますね。」
- 「春らしい暖かさを感じる日が多くなってきましたね。」
ただし、書き手が女性の場合、最後を「かしこ」で結ぶと上品で柔らかな印象になります。「かしこ」は頭語がなくても使用でき、「これで失礼します」といった締めの意味をもちます。春の近況やはなやかな季節の話題で本文をまとめたあとに添えると自然です。
メールの場合
メールでは手紙以上にシンプルで大丈夫です。
件名には「4月のご挨拶」「新年度のご連絡」「春の近況報告」などわかりやすいものをつけると読みやすくなります。
書き出しは「いつもお世話になっております」「お久しぶりです」で始め、
続けて「桜が満開ですね」「新年度が始まって忙しい時期ですね」など4月の季節感をひと言添えるとスムーズです。
親しい友人へのLINEなら、「新年度スタートだね！」「桜きれいだね～！」などの短文で充分です。
SNS(LINE/X/Instagram等)の場合
SNSでは短く印象に残る書き出しが効果的です。
「4月スタート！」「新生活はじまりました」「桜が満開で最高」など、季節の変化をストレートに表現すると伝わりやすいです。
#4月 #新年度 #桜 #春の日差し #新生活といったハッシュタグも相性が良いです。
ブログ記事の場合
ブログの書き出しでは、読者全体に向けて少し丁寧な導入が適しています。
「4月に入り、街中が桜の色に染まり始めました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。」
「新年度を迎え、心新たにスタートを切る季節になりました。今日は、そんな4月に使えるカジュアルな挨拶文をご紹介します。」
など、季節の情景＋読者への呼びかけを組み合わせると自然で読みやすくなります。
4月のカジュアルな書き出しのポイント
・季節感を出す: 「桜」「陽気」「新生活」「入学」「入社」「異動」などの4月らしいキーワードを使う
・新しい環境を気遣う: 新しい生活や部署に慣れない人への「無理しないで」というねぎらいの言葉を添える
・媒体の特性を活かす: SNSなら短く絵文字付き、メールなら件名も工夫、手紙なら丁寧に
・堅苦しくしない: 「春暖の候」といったフォーマルな表現を避け、「暖かくなった」「気持ちのいい陽気」といった話し言葉に近い表現を使う
【ご参考】
改まった時候の挨拶(書き方と慣用文例/月毎の季語)
やわらかな(堅苦しくない)表現の時候の挨拶の書き方と文例
4月上旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文
手紙向けの例文
桜の便りが次々に聞かれるこの折、皆様にはご機嫌いかがでしょうか。
近所の桜も満開となり、正に春たけなわの季節となりましたが、お変わりありませんか。
花便りが各地から届くこのごろ、お花見にはもうお出かけになりましたか。
入学シーズンとなり、初々しい新入生の姿をあちこちで目にする頃となりました。
新年度を迎え、何かとお忙しい時期かと存じますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
道の駅には春の山菜がたくさん並び、食卓からも春を感じる季節となりました。
メールで使えるひと言
桜がちょうど見頃ですね。新年度でお忙しいことと思いますが、お変わりありませんか。
四月に入り、新しい環境にも少しずつ慣れてこられた頃でしょうか。どうぞ無理なさらずお過ごしください。
SNSで使えるひと言
4月スタート！桜満開でお祝いだ（#新生活 #お花見日和）
新年度がんばろう！無理せず、自分のペースでね。（#4月 #新学期）
4月中旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文
手紙向けの例文
桜の季節もいつしか過ぎ、若葉の緑が目にも鮮やかな頃となりました。
春の日差しがいっそう心地よくなり、戸外で過ごすのが楽しみな季節ですね。
つつじが美しく咲き始め、街並みも春色に染まってまいりました。
「春眠暁を覚えず」と申しますが、つい午睡を楽しみたくなる陽気が続いております。
吹く風もやわらぎ、すっかり春らしいあたたかさとなりましたが、お変わりございませんか。
桜の季節もいつしか過ぎ葉桜の季節となりました。新生活には慣れましたか。
メールで使えるひと言
すっかり春らしい温かい季節となりましたね。お変わりありませんか。
新年度の慌ただしさも少し落ち着いてきた頃かと思います。どうぞお体を大切にお過ごしください。
SNSで使えるひと言
ぽかぽか陽気でついお昼寝したくなる。（#春眠暁を覚えず #4月中旬）
つつじが一気に咲いて、街がカラフルになってきた。（#春の花 #4月）
4月下旬のカジュアルな挨拶文/書き出しの例文
手紙向けの例文
春風が心地よく、新緑のまぶしい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
木々もすっかり芽吹き、若葉のトンネルを歩くのが楽しい毎日です。
花の盛りも過ぎ、日中は少し汗ばむほどの陽気になってまいりました。
いつの間にか葉桜の季節となりましたが、お元気にされておりますか。
四月も終わりに近づき、新しい学校や職場での生活にも少し慣れてこられた頃でしょうか。
ゴールデンウイークも間近となり、そろそろご予定を立てていらっしゃる頃かと存じます。
メールで使えるひと言
日中は初夏のようなあたたかさですね。お変わりなくお過ごしでしょうか。
もうすぐゴールデンウイークですね。お互いゆっくりリフレッシュできますように。
SNSで使えるひと言
新緑がきらきらしていて、散歩が気持ちいい季節。（#新緑 #4月下旬）
GWまであと少し！楽しみすぎて仕事が手につかない（#ゴールデンウィーク #4月下旬）