時候の挨拶/挨拶文/書き出し-カジュアル〜改まった表現一覧

時候の挨拶/季節の挨拶文/手紙の書き出し/季語/コロナ禍の文の表現集となってます。 各月毎の上旬/中旬/下旬に使用する時候の挨拶/季節の挨拶文/書き出し/結び、そして個人的なカジュアルな表現やビジネスレターの改まった表現などは以下の月毎の時候挨拶に多く掲載してあります。

時候の挨拶/季節の挨拶文の書き方

改まった時の時候の挨拶-各月上中下旬の季語一覧

1月上旬 (新春/初春/仲冬)の(候/みぎり)
1月中旬 (寒冷/酷寒/厳寒)の(候/みぎり)
1月下旬 (厳冬/寒風/大寒)の(候/みぎり)
2月上旬(厳寒/余寒/立春)の(候/みぎり)
2月中旬(残寒/残雪/晩冬)の(候/みぎり)
2月下旬(春寒/寒風/梅花)の(候/みぎり)
3月上旬(弥生/早春/浅春)の(候/みぎり)
3月中旬(軽暖/春暖/春分)の(候/みぎり)
3月下旬(陽春/春色/萌芽)の(候/みぎり)
4月上旬(花冷え/桜花/春爛漫)の(候/みぎり)
4月中旬(春粧/春陽/仲春)の(候/みぎり)
4月下旬(春暖/春日/晩春)の(候/みぎり)
5月上旬(若葉/新緑/葉桜/立夏)の(候/みぎり)
5月中旬(青葉/薫風/万葉/緑樹)の(候/みぎり)
5月下旬(残春/惜春/暮春/軽暑)の(候/みぎり)
6月上旬(入梅/薄暑/麦秋)の(候/みぎり)
6月中旬(梅雨/長雨/短夜)の(候/みぎり)
6月下旬(梅雨晴れ/初夏/向暑)の(候/みぎり)
7月上旬(梅雨明け/向暑/仲夏)の(候/みぎり)
7月中旬(盛夏/極暑/大暑)の(候/みぎり)
7月下旬(灼熱/酷暑/炎暑)の(候/みぎり)
8月上旬(季夏/残暑/残夏/残炎)の(候/みぎり)
8月中旬(避暑/新涼/納涼)の(候/みぎり)
8月下旬(暮夏/晩夏/秋暑/立秋/向秋)の(候/みぎり)
9月上旬(初秋/新秋/新涼)の(候/みぎり)
9月中旬(白露/爽秋/秋晴)の(候/みぎり)
9月下旬(涼風/秋冷/孟秋)の(候/みぎり)
10月上旬 (仲秋/爽秋/清秋)の(候/みぎり)
10月中旬 (秋冷/秋麗/菊花)の(候/みぎり)
10月下旬 (秋霜/錦秋/紅葉)の(候/みぎり)
11月上旬 (紅葉/小春日和/深秋)の(候/みぎり)
11月中旬 (晩秋/暮秋/初霜)の(候/みぎり)
11月下旬 (霜秋/向寒/初冬)の(候/みぎり)
12月上旬 (師走/初冬/季冬)の(候/みぎり)
12月中旬 (霜寒/寒気/激寒)の(候/みぎり)
12月下旬 (歳末/歳晩/忙月)の(候/みぎり)

改まった(儀礼的)時候の挨拶/挨拶文の表現

〇〇の候、(皆/〇〇)様にはお元気にお過ごしとと存じます。
〇〇の候、(皆/〇〇)様には、つつがなくお暮しのこと存じます。
〇〇の候、つつがなく(お勤め/お仕事に励まれ)てるご様子、何より(です/に存じます)。
〇〇の候、貴家ご清栄のことと存じます。
〇〇のみぎり、〇〇のこととお察しいたします。
〇〇のみぎり、健やかにお過ごしのご様子で何よりと存じます。
〇〇のみぎり、(皆様方/〇〇様)には、ご機嫌うるわいくお暮しのことと存じます。
〇〇のみぎり、(皆様方/〇〇様)には、ご機嫌いかがでしょうか。
(こちら/当地で)は〇〇ですが、(そちらは/〇〇/御地)は、いかがでしょうか。
〇〇もみごろ、〇〇(たけなわ/も今が盛り)です。 〇〇(年末/年度末)を迎え、(ご繁忙/ご多忙)のこととお察しいたします。

手紙の時候の挨拶に使われる二十四節気他の時期一覧

二十四節気の時期と意味

2/4頃 立春
二十四節気-この日から暦の上では春。
2/19頃 雨水
二十四節気-雪から雨へと変わり、降り積もった雪も溶けだす頃。
3/6頃 啓蟄(けいちつ)
二十四節気-大地が温まって冬ごもりから目覚めた虫が、穴から顔を出す頃。
3/21頃 春分の日
二十四節気-昼夜の長さが同じになる日で、この日を境に陽が長くなる。
4/4頃 清明
二十四節気-清明は「清浄明潔」の略で、万物がけがれなく清らかで生き生きしている頃。
4/19頃 穀雨
二十四節気-百の穀物を潤す暖かい雨が降って芽が伸びてくる頃。
5/5頃 立夏
二十四節気-春が極まり夏の気配が立ち始める日とさあれています。
5/2頃0 小満
二十四節気-草木が次第に成長して、一定の大きさに達し、麦畑は緑黄色に色付き始める頃です。
6/5頃 芒種(ぼうしゅ)
二十四節気-梅雨に入るころで、田植えがはじまります。米農家はこの時期に代かきや苗床、田植えなどと忙しく、農繁期を迎えます。
6/21頃 夏至
二十四節気-北半球では1年で昼間の時間が最も長い日です。暦のうえでは、本格的な夏になります。
7/7頃 小暑
二十四節気-暑さがどんどん強くなっていくころとされています。
7/23頃 大暑
二十四節気-夏の暑さが本格的になる頃です。)
8/7頃 立秋
二十四節気-この日から暦の上では秋。
8/23頃 処暑
二十四節気-暑さがおさまる頃。
9/7頃 白露(はくろ)
二十四節気-秋が深まり、草花に朝露がつきはじめる頃。
9/22頃 秋分/秋分の日
二十四節気-昼夜の長さが同じになる日で、この日を境に日が短くなります。
10/8頃 寒露
二十四節気-晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露。本格的秋の始まる頃。
10/23頃 霜降
二十四節気-早朝に霜が降りはじめる頃。
11/8頃 立冬
二十四節気-この日から立春の前日までが暦の上では冬。
11/22頃 小雪
二十四節気-木々の葉が落ち、山には初雪が舞い始める頃。
12/7頃 大雪
二十四節気-山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る頃。
12/22頃 冬至
二十四節気-太陽が最も低い位置にあり、1年で最も夜が長く、昼が短い日。
1/6頃 小寒
二十四節気-池や川の氷も厚みを増し、寒さが厳しくなる頃。
1/20頃 大寒
二十四節気-冷え込みが強く、寒さが最も厳しい頃。

二十四節気と七十二候とは

 二十四節気(にじゅうしせっき)は、春分の日と秋分の日を各々十二等分(一節気は15日)したのもです。
さらに一節気は15日を5日ずつに3等分したものが七十二候(こう)です。二十四節気は、太陽の運行をもとにしているため、毎年同じ時期に同じ節気が巡ってきますし、前述の新暦と旧暦ズレにも関係しません。そのため、現代でも移ろいゆく季節の様子をよく表しおり、手紙の時候の挨拶に使われるのです。

雑節とは

 雑節(ざっせつ)とは、二十四節気/五節句などのほかに季節の移り変りをあらわず日のことで、節分/彼岸/社日/八十八夜/入梅/半夏生/土用/二百十日/二百二十日の九日あります。これに、初午/上元、中元、下元/大祓を加える場合もあります。

五節句とは

 節句(せっく)は、中国に由来して日本に定着した伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日で、宮中では祝宴が催され節句料理が作られました。現在残る五節句は江戸時代に幕府が公的な行事として祝日に定めたものです。

旧暦と新暦

 暦には、太陽の運行をもとにした「太陽暦」、月の満ち欠けをもとにした「太陰暦」、太陽と月の両方を取り入れた「太陰太陽暦」があります。日本は、太陽暦(グレゴリオ暦)です。
 日本は、明治6年(1873年)に太陽暦が採用しました。それ以前は長らく太陰太陽暦を使っていたため、新しく採用された暦を「新暦」、古い暦を「旧暦」とよぶようになりました。
 旧暦から新暦への移動により、旧暦の明治5年12月3日が新暦の明治6年1月1日になりました。このため、新暦では約1カ月季節が早くなり、ズレが生じるようになりました。そこで、30日遅れで行事をしたり、旧暦の日付で考えたりしました。

通常(目上の方宛等)の時候の挨拶-各月上中下旬表現一覧

1月上旬
新たな年を迎え、・・
1月中旬
寒の入りとともに寒さもいよいよ厳しくなる季節となりました。
1月下旬
酷寒の季節となりましたが、・・
2月上旬
余寒なお厳しき折、・・
2月中旬
水ぬるむ季節となりました。
2月下旬
梅の開花の便りがとどく季節となりましたが、・・
3月上旬
日ごとに暖かさを感じられるようになりましたが、・・
3月中旬
穏やかな日ざしにいつしか春の訪れを感じる季節となりました。
3月下旬
桜の便りも聞かれるようになりましたが、・・
4月上旬
春陽麗和/桜花爛漫の好季節となりました。
4月中旬
春まさにたけなわの今日このごろとなりました。
4月下旬
若草の緑がまぶしい季節を迎え、・・・
5月上旬
風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節を迎え、・・・
5月中旬
風薫緑樹を渡る好季節となりました。
5月下旬
澄み渡る五月晴れの爽やかな日がつづくこのごろですが、
6月上旬
梅雨の晴れ間にのぞく青空がまぶしく、夏を感じるこのごろです。
6月中旬
青田をわたる風もさわやかな頃となりました。
6月下旬
梅雨明けが待ち遠しいこのごろですが、
7月上旬
梅雨が明けも間近、木々の葉が生い茂る季節となりました。
7月中旬
冷えた(ビール/スイカ)がひときわ美味しいこのごろ、
7月下旬
今年の暑さはまた格別ですが、
8月上旬
立秋とは名ばかりの暑さがつづいておりますが、・・
8月中旬
まだまだ残暑が厳しいですが、・・
8月下旬
朝夕は少しばかりしのぎやすくなりましたが、・・
9月上旬
残暑もようやく和らぎましたが、・・
9月中旬
澄んだ青空が秋を感じさせます・・
9月下旬
朝夕はめっきり涼しくなりました。・・
10月上旬
秋晴れの心地よい季節となりましたが、・・
10月中旬
日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、・・
10月下旬
紅葉の便りが聞かれるようになりましたが、・・
11月上旬
日に日に秋が深まる季節となりましたが、・・
11月中旬
日増しに寒さが身にしみるようになりましたが、・・
11月下旬
冬はもうすぐそこまで来ているようですが、・・
12月上旬
早いもので、もう師走となりましたが、・・
12月中旬
何かとあわただしい師走ですが、・・
12月下旬
今年もあと残すところわずかとなりましたが、・・

通常の時候の挨拶/挨拶文の表現

〇〇な季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。
〇〇な季節となりました。お元気にされてますか。
いつの間にか〇〇な季節となりましたが、お変わりございませんか。
〇〇な好季節となりましたが、ご家族の皆様にもお変わりはございませんでしょうか。
〇〇(暑さ寒さも彼岸までなどの慣用句)と申しますが、すっかり〇〇となりましたね。
〇〇ころとなりましたが、ご家族の皆様にもお変わりはございませんでしょうか。
〇〇(寒い/暑い)なものの〇〇に〇〇の気配を感じるこのごろです。
〇〇(寒さ/暑さ)がことのほか厳しいこのごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
〇〇な〇〇もようやくゆるみ、〇〇のきざしがそこここにみられるようになりました。
まだ〇〇(月)というのに(真夏日/氷点下)となりました。今年も〇〇になりそうですね。
〇〇、〇〇月の終わりをつげているようです。
(季節もはや〇〇/〇〇も残すところわずか)、今年も〇〇を迎えるころとなりました。

カジュアル(知人/友人宛)な時候の挨拶/挨拶文の表現

今年は季節が移るのが早いようで〇〇(草木)がもう(満開/みごろをむかえて/散りはじめて)ます。お元気にされてますか。
(庭/近く/公園)の〇〇がとても美しく満開の花を咲かせています。
こちらは、もう早咲きの〇〇がほころびはじめました。
どこからともなく、〇〇の(甘い/よい)香がただよってくるころとなりました。
〇〇の香りに〇〇の訪れを感じるこのごろです。
〇〇となり、〇〇の準備にお忙しいことでしょうね。
久しく会わないうちに季節はもう〇〇ですね。その後(お元気にされてますか/いかがですか)。
〇〇の〇〇に(昔/田舎/子供の頃)の〇〇が懐かしく思い出されます。
(〇〇でみて/〇〇にいき)、今シーズンはじめての〇〇を食べました。旬だけいに(格別でした/美味しかったですよ)。
〇〇はいかがでしたか。〇〇さんのことですから〇〇だったのでしょうね。
〇〇な〇〇がすむと、いよいよ〇〇の準備がととのったような気がします。
先日〇〇に行ってまいりました。〇〇様はどこかお出かけになりましたか。
もう〇〇(田植え/稲刈り)は終わったころですね。お疲れ様です。

やや長文で書く時候の挨拶文の書き方

 親しくしている方やお世話になった方へのご機嫌伺いやこちらの近況報告など特段の用事がない場合、 やや長い挨拶の文章を書くのもよいものです。
ここでは、そのような文章を書くうえでヒントとなる例文をいくつか紹介します。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
最近の個人的な出来事を題材とした挨拶文の例文
 やっと暖かくなってきましたね。この日和にさそわれて先週の日曜に〇〇へ行ってきますした。 さすがにまだ〇〇が咲くには早かったのですが、蕾は膨らみあじめていました。 (そちらの〇〇はいかがでしょうか/お元気にされてますか/その後、いかがおすごしでしょうか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
相手との共通の趣味や思い出、出来事を題材にしたた挨拶文の例文
 この時期になると〇〇さんと〇〇へ行ったことが、懐かしく思い出されます。ちょうど(〇〇が咲く/〇〇が終わった)ころでしたね。(あれからもう〇年もたつんですね//月日の移ろいのはやいものですね)。(お元気にされてますか/この前お会いしてからご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか)。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
最近のニュースや出来事を題材とした挨拶文の例文
 〇〇神社の〇〇祭りが行われたとのニュースをみました。もうそんな(時期/季節)なのですね。そういえば、〇〇は毎年楽しみにされてましたね。〇〇のことですから行かれのでしょうね。お元気にされてますか。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・
故事やことわざを題材とした挨拶文の例文
 十月に入り、秋めいてきましたね。読書やスポーツの秋などといいますが、私はもっぱら食欲の秋です。秋は美味しいものばかりで、つい食べ過ぎます。「天高く馬肥ゆる秋」にならないように戒めるているこのごろです。お元気にされてますか。
 (さて/ところで/この度お手紙したのは)、・・・

ビジネスレターの結び/締めくくりの表現

末筆ながら、貴社のますますのご発展を衷心より祈念しております。
末筆ながら、貴社の一層のご繁栄を心より申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
〇〇様の一層のご発展とご活躍をお祈りいたしております。
社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
(木々が茂る/稲穂が実る)(ごとく/季節を迎え)、社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
〇〇の折、一層のご発展とご活躍をお祈りいたしております。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。
〇〇は何かと忙しいでしょうが、体にだけは気をつけて頑張ってください。
まずは、略儀ながら書中にて〇〇申し上げます。
以上、取り急ぎ〇〇する次第です。

通常(目上の方宛等)の手紙の結び/締めくくり表現

時節柄、(皆々/〇〇)様にはくれぐれもご自愛ください。
季節の変わり目、皆様にはくれぐれもご自愛ください。
寒暖の差が大きい季節柄、くれぐれもご自愛ください。
〇〇な季節でもありますので、体調をくずさないようお気をつけてお過ごしください。
(寒さ厳しき/寒暖差が大きい)折から、お風邪など召しませぬようお気を付けください。
〇〇で〇〇でしょが、体にはくれぐれもお気をつけください。
本格的な〇〇を間近にひかえ、くれぐれもご自愛ください。
〇〇とはいえ(肌寒い日/暑い日)もありますので、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください。
過ごしやすい季節ではありますが、体調をくずさないようお気をつけください。
〇〇も深まりゆく季節ですが、くれぐれもご自愛ください。
これから朝夕冷えてまいりますので、体にはくれぐれもお気をつけください。
これからの季節、冷え込んが厳しくなりますのでお身体にお気とつけください。
(新たな〇〇で/くれぐれも)無理などなさらないでください。
澄み切ったの〇〇のように、皆様のお気持ちが爽快でありますようお祈り申し上げます。
〇〇のこのごろ、健やかなる日々をお過ごしください。

カジュアル(知人/友人宛)な手紙の結び/締めくくり表現

〇〇を向かえる支度でお忙しいこととは存じましたが、筆を取らせていただきました。
〇〇な季節となりましたので、外へお出かけになるのもよいですよ。
(〇〇/近いうち)にお会いできますのを心待ちにしておきます。
我が家の〇〇が満開となってます。是非とも家にお越しください。
(温かい食事/美味しい料理)を囲みながらお話しができる日を心よりお待ちしております。
[個人宛簡潔な手紙の締めくくり]
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
元気で頑張ってください。
これからの活躍を祈っておきます。
今後とも暖かく見守ってください。
これからも(どうかよろしくお願いします/仲良くしてください)。
乱筆乱文失礼いたします。
不躾ながら書中にて〇〇まで申し上げます。
取り急ぎ、〇〇まで。

季節の挨拶文で書き出す理由の考察

 現代において手紙を時候の挨拶からはじめる理由は、いくつかの文献を調べてもわかりませんでした。
 しかし、平安時代には、貴族が和歌をおくるときにそ季節またはその歌に合った木や花の枝を折り(そのことを「折枝(おりえだ)」といいます)、その歌に添えておくるのが作法とされていたとの記述がありました。このような礼法から古来において手紙と季節は深く結びついていたたことがうかがえます。
 現代において手紙を時候の挨拶ではじめるのは、季節感を大切にする日本人として「折枝」にかえて、今できる作法と捉えることもできると考えます。
 また、日本では古来(古今集の頃)より人間関係が「季節」に関する共感を媒介として成り立っていたとため、手紙においても、時候の挨拶からはじめる習俗がいつのまにか始まり、 「拝啓」(あいさつ)、「・・候」(時候の挨拶)そして、時候の挨拶で締める(・・折からご自愛ください)と書くのが皆に支持され、徐々に知られるようになると、 この型に当てはめると、あれこれ考えなくても簡単に手紙が書ける利点があったため、皆が踏襲して今日に至るまで残ったのではないかという主張があります。
いずれにせよ。時候の挨拶を最初に書くことは、
1.必ずしもそうしないといけない決まりごとではない
2.日本人の季節感を大切する民族性に根差した習俗と関係している。
3.相当昔から習慣となっている。
といえそうです。
【参考文献】
小松茂美著 1976年 [手紙の歴史] 岩波書店
安田武著 1978年 [手紙の書き方] 講談社

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