管理不行き届き(部下の着服)進退伺文例

管管理不行き届き(部下の着服)進退伺文例

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
営業課長 〇〇〇〇 印

進退伺

令和〇年〇月〇日、営業部社員 〇〇〇による売掛金着服が発覚し、本人もそのことを認めたため、即日同人を懲戒解雇致しました。
発覚後、本人より着服した〇〇万円の内〇〇万円は返却させましたが、いまだ〇〇万円は未回収となっております。
日頃から部下の業務内容には十分に目を配っておりましたが、結果的にこのような事態を招いたことは、私の部下に対する監督が不十分であったのは明白であり、 改めて会社にご迷惑と多大な損害をかけましたことを衷心よりお詫び申し上げる次第です。
私は本件により自身の指導監督能力不足を痛感し、その責任のをとる覚悟をいたしております。 つきましては、私のこれからの進退につきましてご決裁を賜りたく存じます。

以 上

 
 

進退伺 書き方

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
営業部 〇〇〇〇 印

進退伺

令和〇年〇月〇日〇時頃、・・・を起こしました。(不始末の具体的な状況を説明する文章)
・・・・のため起こりました。(不始末が発生した原因を書く)
・・・・となりました。又は、下記の損害が発生しました。(結果としてどうなったかを書く)
このことは、ひとえに私の・・・・が原因であり、深くお詫び申し上げます。(自己の責任を認め、謝罪の意を書く)
<辞表を添付しない場合>
この度の不始末は、全て〇〇担当者である私に原因があるのは明白であり、 その責任を負いたいと存じますので、進退についての指示を賜りたくお願い申し上げます。
<管理者の辞表を添付しない場合>
この度の〇〇による不始末は、私の指導監督不足であり、その責任の重さを痛感しております。 つきましては、今後の進退についてのご指示をお待ち申し上げます。
<辞表を添付する場合>
つきましては、いかなる処分であれ、謹んで服する覚悟でございますので、 ここに辞表を添えて、今後の進退についてのご決裁をお待ち申し上げます。
<管理者の辞表を添付する場合>
本件につき、管理者として全責任を負いたく存じますので、ここに退職願を添えて、ご指示をお待ち申し上げます。

以 上

進退伺の本来の意味からすると矛盾しますが、個人的な所見として、進退伺に辞表(退職願)を添付するかの判断は、その事案が社会通念上「懲戒解雇」に該当するのかを基準とするのがよいと考えます。つまり、辞表(退職願)を添付する場合は、「懲戒解雇」を回避するためのに、自らの意思で退職を選択するのです。それができれば再就職にも都合がよいいでよう。
一方、懲戒による「解雇」では重過ぎる処分だと考えられる場合、辞表(退職願)は添付しないのがよいでしょう。それが添付されていなければ、会社は「懲戒解雇」を決定するしか、その当人を辞めさせることができません。それでも、会社が「解雇」を決定したり、「辞職」を促したりする場合、不当解雇(行為)となる可能性もあります。
以上のことを踏まえて、文末の表現は慎重に記載してください。
 
 
 
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