設計ミス 進退伺文例

設計ミス 進退伺文例

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
設計部 〇〇〇〇 印

進退伺

先日来、新製品〇〇〇の〇〇部分の破損事故が数件発生いておりましたが、 この程、事故原因が私の設計した〇〇〇部分の強度不足であることが社内調査で発覚いたしました。 これによりこれまで出荷した135台の自主回収とその補修が必要となり 会社に甚大な損害を与えたうえ、社会的にも当社への信頼を大きく失墜させてしまいました。
私が当初〇〇〇〇を設計する際、開発行程の遅れから本来なら実測による強度測定が必要であったにもかかわらず、 経験から強度不足の問題は発生しないだろうと判断して、簡易な強度計算によりデータを作成し、社内の承認を受けました。 その後、その後継機として開発された新製品〇〇〇の開発担当は、私が添付していた強度データ を信頼して、加重が20%増す新製品に使用しても強度は足りると判断しました。しかしながら 初期設計段階の強度データは、実測に基づくかない値でなかったため、このような事故が発生しました。
この度の件の責任の一切は、実測による強度測定を自己の判断で行わなかった私にあり、そのことに弁解の余地はありません。
つきましては、本件で会社に多大な損害とご迷惑をおかけしたことを深謝するととともに、 その責任の重大さを鑑み、ここに退職願いを添えて、今後の進退についてご決裁をお願いする次第です。

以 上

 
 

進退伺 書き方

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
営業部 〇〇〇〇 印

進退伺

令和〇年〇月〇日〇時頃、・・・を起こしました。(不始末の具体的な状況を説明する文章)
・・・・のため起こりました。(不始末が発生した原因を書く)
・・・・となりました。又は、下記の損害が発生しました。(結果としてどうなったかを書く)
このことは、ひとえに私の・・・・が原因であり、深くお詫び申し上げます。(自己の責任を認め、謝罪の意を書く)
<辞表を添付しない場合>
この度の不始末は、全て〇〇担当者である私に原因があるのは明白であり、 その責任を負いたいと存じますので、進退についての指示を賜りたくお願い申し上げます。
<管理者の辞表を添付しない場合>
この度の〇〇による不始末は、私の指導監督不足であり、その責任の重さを痛感しております。 つきましては、今後の進退についてのご指示をお待ち申し上げます。
<辞表を添付する場合>
つきましては、いかなる処分であれ、謹んで服する覚悟でございますので、 ここに辞表を添えて、今後の進退についてのご決裁をお待ち申し上げます。
<管理者の辞表を添付する場合>
本件につき、管理者として全責任を負いたく存じますので、ここに退職願を添えて、ご指示をお待ち申し上げます。

以 上

進退伺の本来の意味からすると矛盾しますが、個人的な所見として、進退伺に辞表(退職願)を添付するかの判断は、その事案が社会通念上「懲戒解雇」に該当するのかを基準とするのがよいと考えます。つまり、辞表(退職願)を添付する場合は、「懲戒解雇」を回避するためのに、自らの意思で退職を選択するのです。それができれば再就職にも都合がよいいでよう。
一方、懲戒による「解雇」では重過ぎる処分だと考えられる場合、辞表(退職願)は添付しないのがよいでしょう。それが添付されていなければ、会社は「懲戒解雇」を決定するしか、その当人を辞めさせることができません。それでも、会社が「解雇」を決定したり、「辞職」を促したりする場合、不当解雇(行為)となる可能性もあります。
以上のことを踏まえて、文末の表現は慎重に記載してください。
 
 
 
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